Published on 2月 19th, 2014 | by shusakuwashizu
今年は動画だっ!と聞くけども…
久しぶりのポストです!
2014年、今年はいよいよ動画だっ!という声をよく聞くようになりました。振り返えってみると、YouTubeが登場し、ニコ動が盛り上がり、デジタルサイネージが近未来だ的に語られ、携帯(ガラケー)が行き渡った7-8年前ころから『次は動画だ!』と言われていました。しかし、YouTubeとニコ動に代表される『パソコン動画』以外の動画マーケットは伸びませんでした。(放送としてのワンセグは除いて..) それに対し大きく成長したのが『SNS』です。SNSの登場で動画の状況が一変します。おもしろい動画や使える動画が動画共有サービスの枠を超えて共有されるようになったのです。みなさん、一度や二度ならず、タイムラインのリンクをクリックしてYouTubeに飛んだことありますよね?
では、何がどうして、動画の状況が変わったのでしょうか?
① メモリやグラフィックボード、ディスプレイ、ブラウザ等、パソコンスペックの向上。
② 高速ブロードバンドが普及し、視聴ストレスが軽減。また、モバイルキャリアでは4GLTEへ移行中。
③ 動画共有サービス(YouTubeやニコ動)の普及。かんたんアップロード、かんたんシェア(レコメンドと貼付けタグ)。
④ ブログとSNSと短縮URLの普及。これにより、拡散のインフラが整う。
⑤ iPhoneに代表されるスマートフォンが登場し、電話機を持つのでなくパソコンを持つようになった。しかもスマホは画面が大きく、映像表現に適している。
回線、再生プレイヤー、共有と拡散、モバイルディスプレイ。Web動画の普及にはどれも欠かせない条件でしたが、どうやら足並みが揃いました。個人的に、大きく貢献したのが『動画貼付けタグ』だと思っています。これにより、YouTube等再生プレイヤー側で楽しむだけでなく、利用者側(動画をアップロードした本人や共有しようとする人)のプラットホームで再生させることができ、コンテンツとしての利便性が向上しました。
そして、決定打は5番です。私もiPhoneとiPadを使うようになり、動画への接触率&視聴率が格段に上がりました。ガラケー時代はほとんど見ませんでした。私の運営するYouTubeチャンネルの直近1ヶ月データでも、45%がモバイルデバイスより再生されています。ほかの方の情報を見ても、およそ半分くらいの再生シェアをモバイルが持つようになっています。
そもそも動画コンテンツの質が上がり量も増えているところに..
↓
スマートフォンに買い替える人が増えた。(世界的に..)
SNSの利用者が増えた。(世界的に..)
動画を見てもストレスが無くリピーターが増えた。(インフラは日本が進んでいます。)
↓
動画へのレスポンスが上がり、インターネットでのポジションが確立された。
かれこれ10年ほどWeb動画やサイネージに関わってきましたので、昨今ふつうに動画が見れるようになったことをうれしく思います。また発信者としても、動画撮影機材(iPhoneやカメラ)が安くシンプルになったことに感動します。今日は『 動画の再生環境 』からみた動画需要の変化を書きました。次回は『 コンテンツインターフェイス 』から見た動画需要の変化を書きたいと思います。
しばらく、動画のことを書いていきますので、ゆるりと読んでいただけると嬉しいです。