東南アジア thailand01

Published on 7月 8th, 2014 | by 研究員No.7110

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【タイ人は日本についてどうやって知るの?】観光要素×リアル感のある番組が人気!

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『東南アジアビジネス情報 from アジアクリック』

今回ご紹介する記事は、タイの特派員、ポーンドさんの記事、『タイ人は日本についてどうやって知るの?観光要素×リアル感のある番組が人気!』です。

こちらのコーナーでは、多種多様な国や民族が存在する東南アジアでのビジネスやコミュニケーション事情についてご紹介していますが、実際に東南アジアの皆さんは日本についての情報をどうやって知っているのでしょうか?

アジアクリックさんの特徴でもある、現地にいる特派員の方からのレポート記事です!


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こんにちは!タイ特派員のポーンドです。

今回の記事では、タイ人は日頃どのように日本について知り、そして認識していくのかを僕自身の体験から考えてみます。


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タイ人は日本をどうやって知るのか?
世代間で日本のイメージも異なるが…?!

そもそも、タイと日本は歴史的にみてもとても長い付き合いをしてきました。
ですので、タイ人が日本を意識することそれ自体には何の不思議もありません。

しかし、僕の祖父母世代は日本については第一次、第二次世界大戦と結び付けてイメージを持っている人もいます。
対して、僕たちの世代、20代の若者は日本の技術、流行、アイドル、食文化等、「最新の日本」にテレビ番組とインターネットを通じてアクセスしています。

そんな僕自身も特にテレビ番組を通じて日本の様々な情報にアクセスしています!
そこで、タイ人が日本を認識する上で特に人気の日本のテレビ番組を紹介します。


人気なのは、エンターテイメント×観光×リアル!

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『黄金伝説』はタイではこんな風に放映されています


一つの例は、『いきなり黄金伝説』です。
(スタッフ注:、『いきなり~』の前身である『ココリコ黄金伝説』を含めています)
1998年10月5日から放送が始まって以来今日まで再放送を含めてとても人気が高いです。

この番組の人気が高い理由として考えられるのは、エンターテイメント要素だけではありません。
渋谷や秋葉原、新宿、原宿、北海道など日本の街をよりリアルに知ることが出来る観光要素も含まれているからです。


トレンドの変動が激しいテレビ番組。
日本の番組は最近押され気味

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勿論、いきなり黄金伝説はほんの一例にすぎず、まだまだタイで人気の日本の番組は沢山あります。
タイで放映されている日本のテレビ番組のほとんどはバラエティーか、旅行番組ですが、年によってトレンドの変動が激しいです。

実際、近年タイでは10代の若者世代からの熱烈なアイドル支持に後押しされています。
また、韓国のテレビ番組が席巻していて、日本のテレビ番組は残念ながら押され気味で、番組の数自体も減っています。

しかしながら、日本ファンの僕としては日本のテレビ番組にはまだまだ頑張ってほしいですし、テレビ番組を通じて日本をもっともっと紹介してほしいです。



(アジアクリック・タイ担当/ポーンド)

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これまでこちらのコーナーでは、比較的スマートフォンやソーシャルメディアを活用したコミュニケーションについてお伝えすることが多かったですが、タイでもテレビ番組による情報がかなり大きな力を持っているようですね。

日本でも海外の都市や文化を紹介する番組は多く放送されていて、人気番組も多いですから、そういった番組を通してその国や文化をリアルに知ることが一番効果的であるというのはよく分かりますね!

「テレビを見なくなった」ということが日本でも大きく言われてはいますが、それでもやはり大きな情報発信効果があるのはテレビだと思いますし、スマートフォンやソーシャルメディアがあることで更にテレビから発信される情報が拡散されていくという流れが強くなっていると思いますから、それはタイでも同じですね。

アイドル関連のコンテンツが強力になってきていることを考えると、そのあたりのコンテンツ戦略に力を入れている韓国などに押されている日本としては、改めて日本のコンテンツをいかに東南アジアのテレビなどでも見てもらえるようにしていくかが大きな課題ですね。


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アジアクリックさんには、代表の高橋さんを初めとして、ASEAN10カ国に約20名いらっしゃる現地特派員さんが、現地に根差した情報収集と発信を行っており、各国の特徴を捉えた効果的なプロモーションやコミュニケーションを行うお手伝いをされています。

アプリそうけんでは今後も定期的に、アジアクリック様ご協力の元、ASEAN10カ国のソーシャルメディア、アプリ事情やビジネス活用事例を中心とした、現地特派員の方からの情報をお伝えし、ASEAN10カ国でのプロモーションを考える上でのヒントを得られるような場を作っていきます!



◆株式会社アジアクリック:http://asiaclick.jp/

◆『東南アジア特派員ビジネスレポート』:http://asiasns.jp/


photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

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About the Author

研究員No.7110

都内の広告会社、株式会社アドフロンテのデジタルソリューション推進部にて営業を担当。スマートフォンやアプリ、ソーシャルメディアといったデジタルコミュニケーションを最適化するためのお手伝いをしています。 スマートフォンやアプリは、たくさんの人たちがその人なりに楽しんでいるはず。一方でそれでもまだまだ分かりにく、もしくはどんどん分かりにくいことも増えてしまっていると思います。 スマートフォンやアプリの世界は、誰もが楽しめる開かれた場所、「公園」のようなものであるべきだと考えています。 たくさんの人が気軽に入れて、みんなが楽しめる公園を目指して、日々前進するスマートフォンやアプリの世界について考え、発信していきます。





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