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Published on 3月 3rd, 2014 | by スマホ研究員11号

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スタートアップ企業訪問 Vol.44  『株式会社nanapi』  代表取締役  古川さん プロデューサー 岡山さん

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今回は、「STORY.JP」大塚さんからのご紹介で「nanapi」の古川さんです。アプリのプロデューサーの岡山さんと一緒に取材させて頂きました。

①Q&Aアプリ「アンサー」サービス紹介と売り
古川さん 岡山さん:

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「アンサー」は12月にリリースしました『Q&A+コミュニケーションアプリ』です。特長は、チャット形式でユーザー同士がやり取りをしますので、非常にレスが
早いという点です。既存のQ&Aサービスは数多くありますが、十分なスマホ対応がなされていないので、我々は「スピード」に重点を置いたサービスにしたいなという
意図がありました。

それと、すごく悩んでいて、人に相談したい悩みゴトは、そうそうあるものではありません。殆どの方が一年に一つ、二つ出てくる位ではないでしょうか?
もっと相談できる悩みゴトのハードル下げて、相談者の「もやもや感」を軽減できるサービス。言い換えますと、質問できる悩みゴトを拾い上げ、顕在化させるサービスとして『アンサー』をリリースしました。

「もやもやした質問」を投げかけると、皆でコミュニケーションしながら返答が帰ってくる。悩みゴトなので、吐き出すだけでも気持ちが楽になりますが、スピードあるレスが帰ってきますので、ちょっとした悩みゴトには非常に適した『Q&Aアプリ』になっています。

2月27日にはリニューアル版をリリースしました。変更点としては、先ずユーザープロフィールです。過去に投稿した履歴を見られないようにしました。これは、その場限りと言うか質問に返答する人が安心して答えられるように配慮した変更です。

ユーザーの皆さんの傾向として、自分自身が主人公になりたがる傾向があります。チャット形式なので、会話のような流れでタイムラインが増えていきますのでボランティアに近い感覚で、悩んでいる人を救ってあげたい、何とかしてあげたいという気持ちがあるのだと思います。

現在のユーザーは10代~20代の方が中心ですが、多くの年代の方に使って頂けるように修正や変更を加えていくつもりです。そして、この「アンサー」の特長でもある“コミュニケーション”の部分は、「類が友を呼ぶ」という言葉のように、自然なクラスターに別れてコミュニケーションが活発になることを望んでいます。

②ゴールは?
古川さん 岡山さん

目指しているのは、「悩みゴトを抱える人に道筋を示す」ことです。我々は“人力検索”と名付けていますが、実は『検索する』という事は、非常にリテラシーの高い作業です。例えば、検索する前には、見つけたい情報が乗っているサイトが見つかるような「検索ワードの組み合わせ」をする。検索サイトで検索してもリストが多く出てきて
そのリストから、自分の答えに合っていそうなサイトを見る。違っていたら、また違うサイトを見るなど。すぐに“答え”が見付かるとは限りません。また、その作業の大変さから「検索」を嫌う人もいます。頭も使うし、時間もかかる作業です。「アンサー」はこの検索の代わりになって欲しいと思っています。

③競合は?
古川さん 岡山さん:

LINE QやYAHOO知恵袋、Jellyなどがありますが、弊社の「アンサー」との違いは、「答え」を溜めている点です。「アンサー」はQ&Aそのものの「体験」に軸足を置いたサービスです。極端ですが、実は答えが出なくても良いケースがあります。「カウンセラー」や「コーチング」に近いサービスになっていると思います。

また、今回のリニューアルを通して、リッチメディアの対応を強化しました。動画、音声、写真などをアップ出来ます。これでコミュニケーションが更に活発になり、認識の間違いなどが起きなくなると考えています。

先日、ちょっと面白い話を伺ったのですが、テキスト言語は、論理構造上とても『怒り』に繋がりやすいという研究がされているようです。よくボクサーが試合前の記者会でお互いを罵り合う場面があります。あれは自分自身の士気を高めると同時に言葉でのやり取りを自分で咀嚼する中で、文脈をしっかりと捉え怒りに通じると言われています。逆に「非言語化された世界」はピースフルだと言われています。理由は、映像や写真で伝えることは”文脈”を捉えるのが難しいからです。ですので、怒りになかなか繋がらない。面白い事だと思います。

④Top画面拝見
古川さん:

オススメのアプリは「Flappy Bird 」ですこれは、「経営学」学べるアプリです(真剣に)。下に下がっても怖がってもダメ上に行き過ぎてもダメ。集中力が切れると失敗しますが、経営が上手い人のように、集中力を働かせなくても進めるようにしなくはなりません。正に経営学そのものです。

※このアプリは現在、作者の要望により削除されています。

もう一つは「Eigooo!」です。これは、英語を学べるアプリなのですが、知らない外人先生と英語でチャットができます。間違った単語があると添削してくれます。

岡山さん:
僕のオススメは、「Ok Hello」です。SNSアプリですが、テレビ電話の機能が付いています。まるでFaceTimeのようです。また海外のアプリにしては結構スタンプが充実していますのでこの点も使えるポイントだと思います。ただ、身近で登録している人がいないので、これを機会にぜひ、登録して頂ければと思います。

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【取材後記】
生活情報サイトとしても有名な「nanapi」さん。今回は、Q&Aアプリ「アンサー」の件でお邪魔しましたが、見た目のカジュアルさと違い、物凄く深く思考されたアプリだとよく解りました。

僕自身は、Q&Aサイト自体使ったことがないのですが、「アンサー」なら気軽な感じで投稿が出来そうな感じがします。お二人のお話の中に「スマホ時代に対応する」という言葉がありました。この言葉にユーザーのニーズを顕在化し、サービスとして実現するという思想があるのだと感じました。

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About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





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