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Published on 1月 9th, 2014 | by スマホ研究員11号

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スタートアップ企業訪問 Vol.39 『株式会社スクー』  代表取締役社長      森さん 

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今回は『株式会社スクー』の森さんです。
楽しい学びを実現するため、参加者が学びをリアルタイムに相互共有できる生放送サービスを展開。
そして、待望のios版アプリを本日リリース。
まさに旬の企業です。
さて、どんなお話が聞けるでしょうか?

①『スクー』についてに
森さん:

『スクー』とは、インターネット生放送で授業が受けられる社会人向けサービスです。
今までのeラーニングとの違いは、インタラクティブ性にあります。
授業を受ける方が能動的にチャットでの発言や反応を行うことで、
“皆で学ぶ”授業を実現しています。
現在は、ひと月に約50本の授業を放送しています。
コンテンツとしては、IT関連のテーマが中心で、
「新規事業」や「webデザイン」、「ワードプレスの使い方」など
インターネット関連の仕事をしている方に多く利用していただいています。
2012年1月からスタートし約2年が経ちましたが、ユーザーは約5万人を越えました。
ユーザーの年齢も下は15歳から上は90歳までと幅広く参加してもらっています。

スクーとは:リンク

『スクー』を始めるきかっけになったには、前職のリクルート時代に
eラーニングの授業を受けたことです。
「ロジカルシンキング」に関する内容でしたが、とても興味がある分野で
eラーニングを始める前は、学ぶ意欲がとても強かったんです。でも、eラーニングを使い始めると
10時間の録画を見続けることは、非常に苦痛で、途中でとん挫しました。
この時に、『学ぶ』ことはインターネットの特性を活用することでもっと“楽しく”できるはずだし、「頑張らないと勉強は出来ない」という前提を壊し、学びを行っているあいだも楽しい学習体験を作り出すことが出来るんじゃないか?
そう思いました。
弊社のビジョンは「世の中から卒業をなくす」ということを挙げています。
年齢に関係なく、「学ぶコト」を楽しめる環境を整え、生涯学び続けることが
できる。そんな世の中にしていく企業になりたいと思っています。

②講師はどうやって集めているのか?
森さん:

現在、3つの方法でお願いしています。
A :直接アプローチ
コンテンツに合わせて、適任な方に直接アプローチしてお願いする。
B :コンテンツを持っている企業と組む
コンテンツを所有している出版社や教育系の企業とタッグを組むケース
提供先もマーケティングの一環としてメリットもあります。
C :立候補者からの登録
「スクーで教えたい!」という人もいます。

今後はコンテンツの拡充を図っていくつもりですので、中長期的にはビジネスに関するジャンルだけではなく、ヨガがあったり、盆栽があったりとライフスタイル・教養の領域まで広げていきたいですね。
それに応じて様々な講師の方に登場していただきたいと思っています。

③アプリについて
森さん:

本日リリースしました。ios版のアプリで利用シーンを広げた上で、誰でも自由にコンテンツをスクー上で提供できるようにする「オープン化」の方向に事業を進めていきます。

ios版アプリ『スクー』

screenshot_retina_0

このアプリの特長は、スマホでも映像が見やすいことはもちろん、
どこからでも授業に参加できるインタラクションを実現していることころです。
講師の発言に対して『なるほど』ボタンや『チャット』で反応したり
他の生徒の質問を『私も聞きたい』ボタンで応援することで、先生に答えてもらう質問を全員参加で決めていく等の機能を実装しています。もちろんweb(PC)から参加しているユーザーとも同期して学ぶことが可能です。
アプリ(スマホ)ならではの場所を選ばず授業に能動的に参加できることが、最大のメリットです

screen_iphone_men

screen_iphone_women

UI上でも、「なるほど」ボタンが直観的に押しやすい位置にあるなど
たくさんの工夫をしています。
ぜひ、多くの方にスクーのアプリを使っていただき、毎日に「終わらない学校生活」を加えてもらいたいなと考えています。

④Top画面拝見
森さん:

オススメは『Gunosy』と『ニコニコ動画』です。
Gunosyは何と言っても、レコメンド機能があるので
自分の興味を持っているニュースを選んでくれることろ。
忙しい隙間時間が有効に使えます。

『niconico』は、我々のサービスと近い部分があります。
動画を流し、ユーザー同士でのインタラクションを起こすなど
UI、ビジネスモデル、コンテンツなど、非常に参考にしています。
手が空いたときは、『niconico』を触るようにしていますね。

【取材後記】
本日、スクーから初のアプリとしてリリースされた
ios版『スクー』
満を持しての登場といった感じですが、
場所の制約がなくなって、スマホで参加ができるようになったら
どんどんユーザーが増えていくのではないかと感じます。
実際に私も「パワーポイントのTips」をテーマにした授業を
受けたのですが、参加者の皆さんが結構書き込んでいるので
その書き込みを見ながら先生が反応する様がとてもよく分かりました。
気に入ったのが、「なるほど」ボタンと「質問者の応援」ボタン。
このボタンを押すだけで参加者意識が高まるような気がします。
先生の話を聞きながらでも、これなら反応を返すことができます。
アプリ「スクー」のこれからの成長が楽しみです。

さて、次回は森さんからのご紹介でコイニーの佐俣さんです。
お楽しみに。

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About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





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