特集 conyac yamada

Published on 12月 4th, 2013 | by スマホ研究員11号

1

スタートアップ企業訪問 Vol.36『株式会社エニドア』 CEO 山田さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は『株式会社エニドア』の山田さんです。
クラウド型の翻訳サービスを事業としています。
また本日、全てのサービスを『Conyac』の名称で統一したブランドで
事業サービスすることになりました。
さて、どんなお話が聞けるでしょうか?

①クラウド翻訳サービス『Conyac』について
山田さん:

『Conyac』は2009〜スタートしたクラウドソーシングの翻訳サービスです。
現在63言語に対応し、展開しております。
英語はもちろん、中国語や最近はタイ語、インドネシア語などにも対応しております。
当初は一般の方を対象にサービスインしましたが、2月から法人向けに
サービス強化を図ってきました。
アプリ関連のクライアントも多く、ソーシャルゲームやコミュニケーション系の
アプリ開発会社さんの仕事を請け負っています。

『Conyac』の使い方はとてもシンプルです。
先ずはポイントを購入して頂きます。
文字数によってこのポイントを使って翻訳されるサービスです。
対象となるのは、直接入力していただくテキストデータや
ワード、パワーポイントなどのファイルをアップロードできます。
アップされた翻訳したい文章は、クラウドを通して、翻訳者が
閲覧します。ダブルチェック(*別途オプション)で翻訳した文章を確認しますので、
翻訳の精度には自信があります。
また、一度使用して頂き、気に入った翻訳者がいれば、
指名もできます。

conyacとは:リンク

そして一番の特長は『コスト』です。
従来の翻訳金額と相場が、一文字あたり25円程度でした。
『Conyac』では、一文字あたり1〜4円程度に抑えています。

このコストダウンを図れている背景には、1万人以上登録している
翻訳者のネットワークです。
実は起業する前にNTTに所属し、僕自身が海外留学の経験があったことで
社内の仕事で翻訳作業をやっていました。
その時にとても感じたのが、『語学スキルを活かす』場面があれば
この留学経験が活きてくるなと。
僕の他にも『語学スキル活かす』場を求めている人が
多くいるのではないか?
この経験が『Conyac』のサービス立ち上げに繋がっています。

②今後の展開
山田さん:

今後は、更に法人向けのサービスを強化していくつもりです。
可能にしたいのが、チャットのスピード感で翻訳をしていく
サービスです。現在は100〜200文字程度のメール文を
15分〜20分後に翻訳したものお渡ししていますが、
こちらをスピードアップします。

特にニーズが高いと思われる業種は、“旅行業”や“EC系”の企業です。
特にトランザクション対応などで活用頂けると思います。

また、注目しているエリアは『東南アジア』です。経済成長とともに
ビジネスチャンスが広がる可能性が高いです。

③Top画面拝見
山田さん:

オススメのアプリは、『Hip Chat』 です。
このアプリは、社内での掲示板がメインのアプリですが、
社内で頻繁なやり取りに使っています。
タスク管理や情報共有など重宝しています。

もう一つは『Pocket』です。ブックマーク感覚で使えるのと
何より、スキマ時間を有効に使えるので
使用頻度の高いアプリです。

conyac top

【取材後記】
僕自身も台本の翻訳を、専門も翻訳会社さんに依頼したことが
ありますが、『翻訳』って結構高いな〜という印象が残っています。
山田さんからお話を伺って、一番驚いたのがその『価格』です。
“翻訳”は金額が高いイメージがあったのを払拭するサービスだと思います。
もう一つが“スピード”です。
通常でも10〜15分で翻訳。それを今度はチャットのスピードまで
上げようとしている。これはもの凄い“画期的”なことです。
想像するだけでも、海外旅行でとても活躍しそうな感じです。

これからも、リアルな場面での翻訳からWebやアプリなど
『Conyac』 の活躍しそうな場面が数多くありそうですね。

Tags: , , , , ,


About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





Back to Top ↑