Published on 5月 10th, 2013 | by スマホ研究員11号
スタートアップ企業訪問 Vol.13 『ビックリバコ株式会社』 吉田CEO
さて、今回は『ヱドファクトリー』の坂口さんからのご紹介で
『ビックリバコ』の吉田さんです。
このコーナーで初めての女性社長です。
吉田さんは、大学在学中にインターンとして活躍され、そして起業。
独特の雰囲気を持つ彼女の考えや、活躍されている内容について迫ります。
では、吉田さん宜しくお願いします。
①ビックリバコについて
吉田CEO:
学生時代は研究やインターンに没頭していましたが、所属していた研究室が「未踏」に
多く応募していたので、私も「身体動作に重量表示による動画上での擬似ライブ感共有
システム」というテーマで応募しました。
そして、運よく採択されました。この「未踏」で様々な人と知り合えた経験も
とても良いものになっています。
「未踏事業」では、IT技術を駆使してイノベーションを創出することのできる独創的な
アイディアと技術を有するとともに、これらを活用する優れた能力を持つ、突出した若い逸材(スーパークリエータ)を発掘育成することを目的としています。
吉田CEO:
そして、未踏で開発した『norinori.in』がIPAの期間である6ヶ月で終わらず
制作途中のままにするのは、もったいないな~と思って起業を決めました。
実は、他にも企画のアイデアは、ぼちぼちありますので、徐々に実現させたいと
思います。
作ろうと思ったきっかけは、YouTubeなどで流れている「ライブ・イベント」の動画を見て
画面の中の観客たちは、ノリノリで楽しそうなのに、見ている私は、
なんで動かないのだろう?変だなと感じたことです。
動画を見ている人たちも、一緒に楽しめることが出来ないか?
そこで、『norinori.in』を考えました。
会社の課題としては、早めに受託開発から抜け出し、自社サービスで食べて
いけるようにしたいですね。
現在は、2名体制で、コスト的にはあまりかかっていないので、受託開発で
お金と時間を作り、自社開発の方に手を付けて行きたいと考えています。
②学生時代に作ったアプリが大ヒットしたと伺いましたが
吉田CEO:
ええ、インターンとして入っていたテクノードでクオンの水野さんと出会いまして、
そこで色々と教えて頂きながら、『うろおぼ絵17』というアプリを開発しました。
お題に沿って、時間内に「絵」を描いてもらうアプリで、出来上がった絵をソーシャル連携で
友達に見せることができます。
『うろおぼ絵』は、私一人で、企画、デザイン、開発を行い
初めてのiPhone アプリとして世の中に出ました。
おかげ様で50万ダウンロードを超えるヒットアプリになりました。
でも、この経験が出来て本当に良かったと思っています。
個人的には「笑顔テロで世界征服」を掲げています(笑)
ビックリバコで、ユーザーを笑顔に出来れば、
実は、制作のモチベーションも「近くにいる人を喜ばす」ということが
私のやる気になっています。
③社長のTop画面を拝見
吉田CEO:
オススメのアプリは、「にゃんこ大戦争」です。
ゲーム系のアプリは結構好きで、時間が空いている時に
色々なアプリで楽しんでいるのですが、
一時期、とてもハマってしまいました。
確か1週間ぐらい集中して遊びましたね。
【取材後記】
「ゴーイング・マイ・ウェイ」という言葉が似合いそうな吉田さん。
就活をしながらも、大学卒業前に起業を決めたという
思い切りの良さを持ち、周りを楽しくさせたいという
純真な心を持った素敵な女性でした。
起業してからも、なかなか自社開発のアプリが出せないという
状況の中、頑張って欲しいです。
「norinori.in」の完成を楽しみにしています。
さて、次回は吉田さんからのご紹介でFuller Inc.の高瀬さんです。
お楽しみに。