特集 viviane

Published on 10月 25th, 2013 | by スマホ研究員11号

0

スタートアップ企業訪問 Vol.33『株式会社viviane』  代表取締役  田辺さん

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

さて、今回は『イノベータ』平石社長からのご紹介で
『viviane』の田辺さんです。

渋谷にあるシェアオフィスにお邪魔しました。
こちらのシェアオフィスで仕事をされているそうです。
田辺さんとそしてもう一名、ご一緒にやられている黒田さんに参加して頂きました。本日はどんな話が聞けるでしょうか?

1.アプリciatr[シアター]の売りはなんでしょうか?
黒田さん:
Ciatr[シアター]は観た映画を簡単に綺麗に記録でき、みんなのクチコミから観たい映画を見つけられるスマートフォンアプリです。
ありがたいことに、シンプルで使いやすいということで7月にアプリをリリースしてから利用者は毎月ものすごい勢いで増えています。
田辺さん:
そもそもこのアプリが生まれた経緯からお話しますと、私が大学在学中にCiatrのプロトタイプを作ったのが始まりです。
僕自身は、映画は好きでしたがマニアといえるほどではなかったので、映画に詳しい人から教えてもらって映画を見るという「にわかファン」でした。
ただ、映画に詳しい人もほとんどはFacebookやTwitterに書くだけで情報がストックされていなかったので、
簡単に映画に詳しい人の情報が集まって見れるサービスがあればとても便利だな、と思ったのがキッカケです。

黒田さん:
映画会社がリリースする情報をただ伝えるのではなく、映画好きなユーザーからのオススメを集めることが映画を観るキッカケになるのでは?と考え、
映画のソーシャルアプリCiatrを今年の7月にリリースをしました。月間の口コミ数はアプリをリリースして
翌月の8月には5,000以上、9月には12,000以上もの投稿がありました。

田辺さん:
アプリの機能としては、自分の見た映画のログを残すこと、また投稿数が多く、映画に詳しいキュレーターのような人をフォローし、
ユーザー自身の好みが近い人を探すこともできます。
現在は、このキュレーター的な人にどんどん参加してもらっている段階です。
キュレーターの数は数百人規模で、週に2、3本以上見ている人がほとんどです。

このようなキュレーターの熱い気持ちと情報が集まり、ためになる、役立つ有益な映画情報を発信することがユーザーの拡大につながっています。

現在のユーザーの属性は、女子大生を含め18~24歳の女性が多くいます。古い映画に詳しい若い女性もたくさんいて驚かされたりもします。
今後は、その上の世代も取り込んでいきたいですね。
どうすればよりバイラルでユーザーが増えるか、という改善に動いています。

黒田さん:
最近の動きとしては、熱心な映画ファンが集まる『映画祭』とのコラボレーションを始めました。
10月から『ブラジル映画祭』や『東京国際映画祭』とコラボしています。
アプリ内で特設サイトを立ち上げ、ユーザーが各映画のレビューを行え、見れるようになっています。

田辺さん:
今は事業の基盤作りに重点を置く時期で、今後は映画チケットの販売や、その場で視聴できるなど様々な機能を実現していきます。
映画からスタートして、ドラマなどの動画、さらに将来はデジタルコンテンツのゲートウェイとなるサービスにしていきたいと考えています。
レビューアプリにするつもりはなくて、暇だな、何か面白いの見たいな、という時にすぐコンテンツを見つけられるようなサービスにしていきたいと考えています。
そのためより直感的なUIにするなど、未来の当たり前に存在するようなサービスにしていっています。

2.Top画面拝見
田辺さん:
お気に入りは『Pinterest』と『tumblr』です。
ともに、ビジュアルを通したコミュニケーションを確立しているアプリです。
「ciatr」もこれから「ビジュアル」を重点にしたUI設計にしようと考えていますので、インターフェイスの部分など参考にしています。

tanabetop

黒田さん:
私がおススメするのは『SmartNews』です。
見た目のユニークさが気に入っているのと、レイアウトが秀逸です。なんとなく、気になるニュースをつい開いてしまいます。

【取材後記】
今回の取材は、久々にエンターテインメント系のアプリということで
お話が盛り上がりました。
CtoCの情報プラットフォームの場合、如何に参加者のマインドを上げるか役立つ情報を蓄積できるかにかかってくると思っていますが、
田辺さんは、非常にその辺りを気にして事業を発展させている印象です。
早速、僕も見た映画のログを登録してみましたが、面白いですね。検索ワードから探している映画じゃなくても懐かしい作品がリストアップされてきたり、
結構、若い人が古い映画について語っていたり、発見がありました。

次回は株式会社白ヤギコーポレーション柴田さんです。お楽しみに。

Tags: , , , , ,


About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





Back to Top ↑