Published on 2月 5th, 2013 | by スマホ研究員11号
スタートアップ企業訪問 vol.1 『Retty』 武田社長
栄えある最初のゲストは、Rettyの武田社長です。
武田社長は、渡米した帰国後にこのRettyを立ち上げ、
瞬く間にユーザー10万人を突破させた
スタートアップ企業の若き社長ということで
白羽の矢を立てさせて頂きました。
さてRettyでどんな話が聞けるのか楽しみですね。
武田さん、宜しくお願いします。
先ずRettyのサービス内容について伺いました。
競合が既にビッグサービス(ぐるなび、食べログ)となっているマーケットですが
武田社長は、ハッキリと優位性があり、差別化できるものが
Rettyにはあると言ってました。
それは、グルメな友達の口コミが集まる=今までにない、リアルな口コミサイトとしての
機能。実名として日本最大級のグルメサービス。
この”実名”という点が優位点であると力説されてました。
確かに、実際の生活の中でも友人や知人から、美味しいお店について
相談したり、紹介してもらう事があります。
これを肥大化させネットワークとして構築したのがRettyなのかも知れません。
①Rettyの一番の売りは、何でしょうか?
武田社長:
趣味嗜好の合う人から、美味しいお店が探せる。そして
自分自身の店舗リストを作ることが出来る。
一度行ったことがあるお店を、LOGすることで
探す手間を省き、忘れることを防ぐことができる。
今までショップカードをもらって帰ってきても、無くしてしまったり
誰かにあげてしまって、再度行くことが出来なかった思いをした
人も多くいるのでは、ないでしょうか?
これは、自分のリストとして使えますね。
②Rettyを使うとユーザーの生活をどんな風に変えることができますか?
武田社長:
いいお店に行ける⇒食事を楽しむことができる
それと、隠れた名店に出会う機会が増える。
この『隠れた名店』を顕在化させるのもRettyの強み。
お決まりのグルメ本の情報だけでなく、信頼できる人を軸をした
情報ソースならではのサービスが、Rettyということでしょう。
③ユーザー層はどんな人ですか?
武田社長:
30代以上が8割を占めます。男女比でいうと55:45で男性が
若干多いです。
食に関する情報感度が高く。出し惜しみなく、人にシャアしたがる
傾向が高い人。
いい意味での自慢も含めて、『良い情報』を人に教えたい。という
人間味のある人がユーザーの中心になっているようです。
今後は、F1層 女性の20代を中心に集めていきたいそうです。
「女子会」という言葉も定着してますので、
新たなユーザー層が増えていく可能性があります。
④スマホのTop画面を拝見
武田社長に教えてもらったおすすめアプリは『渋谷apps』です。
このアプリは『渋谷』をテーマにしたTwitter版というアプリで
じわじわと人気が出ているそうです。
facebookのいいねボタンに似た『シブいね』ボタンが
特長です。渋谷のレアな情報源として使えるかも知れません。
⑤今後の野望と展望
武田社長:
とにかく、No.1を目指します!そして、日本から世界へ進出。
熱い言葉で語ってくれました。
今度は、写真で検索できるサービスも導入するそうです。
美味しそうな写真からお店を検索できるとは、
ニーズが高そうなサービスです。
人間が生きていく上で、無くなることのない”食”をテーマにした
アプリで飛躍を狙う”Retty”の今後に注目です。
※次回は、武田社長からご紹介頂きました『WishScope』 ザワット株式会社の原田社長です。