特集 sakaguchi

Published on 4月 26th, 2013 | by スマホ研究員11号

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スタートアップ企業訪問 Vol.11  『株式会社ヱドファクトリー』  坂口社長

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さて、今回は『クオン』の水野さんからのご紹介で
『ヱドファクトリー』の坂口さんです。

坂口さんも、アプリ開発会社が多く集まる『代々木系』で活躍する一人として
水野さんからご紹介を頂きました。
常に『ユーザー目線』を重視し、アプリの企画を練る、自分の思いを実現するまで
周囲を巻き込む。そんな芯の強さと、ユニークな個性を持ち合わせた坂口さんの
取材をご覧ください。
それでは、坂口さん宜しくお願いします。

①大ヒットした「チャリで来た。カメラ」アプリについて
坂口社長:

この「チャリで来た。カメラ」は、会社を設立して第一弾のアプリです。

4、5年ほど前に、2ちゃんねるで、一枚のプリクラによりスレッドが物凄い盛り上がりを
見せました。

【解説】

チャリで来た

このプリクラは、4人の地方中学生が、自転車に乗ってプリクラを撮ったという
何の変哲もないコトなのですが、このプリクラに写っている4人が強面の表情を
一生懸命出して、ヤンキーばりに凄みをきかせている。。。。。しかし、、、
写真に写っているのは、とてもカワイく幼さが残るイケメンの子ども(笑)
しかも、「チャリで来た」というテロップ風の文字。
(不良だったらバイク盗んで来たとか言いそう)
いろいろと“ツッコミ”どころがあり、かなり2ちゃんねるでは、盛り上がったそうです。
また、様々なパロディ写真も創作されて、現在でもこの『チャリで来た プリクラ』を越える
ものは無いとも言われているそうです。
オジさん知らなっかた。。

パロディ

坂口社長:
この『チャリで来た。』現象から、「よし!このアプリを作ろう」と意気込みました。
これだけ、盛り上がっているのだからヒットするだろうと。
しかし、周りの仲間たちからは反対が多く、一時は諦めんたんです。
そんなある時、ニコニコ動画の本社ビルに「チャリで来た。」を背景にしたプリクラ機が
あることを知り。また、NAVERまとめでも「パロディ」が多く出てきて、
まだまだ盛り上がっていると実感しました。
アプリに関しても色々と調べていくと、既にアプリ化されていましたが、
研究すると、まだまだ開発余地があり、新しく作っても勝機はあると感じました。
改めて、「作りたい!」と感じ、先ず社内の仲間を説得するため、企画書を書き
プレゼンテーションしました。社長なのに。。(笑)

プレゼンでは「売れる訳」ついて重点的に説得を試みました。ポイントにしたのは、
「すでに多くの認知を獲得している」、「パロディなどブームになった実績がある」という
点と、まだまだ創作したい人が多く存在している。ということです。
プロモーションというか、拡散についてもTwitter⇒2ちゃんまとめサイトなどの流れを
意識し、メディアリレーションが上手くいくと考えました。
実際には、Yahooニュースやlivedoorニュースなどにも取り上げられ
情報拡散が進んだと思います。本当にプレゼン通りに事が運び、びっくりしましたけど。

あと、開発には3ヶ月を掛けました。SNSフィードの連携やデコ(チャリで来た)風な
文字をオリジナルで入力できるように、3~400文字位のフォントを新たに作りました。
本当にデザイナーさんが、頑張ってくれたと思います。

うれしかったエピソードとして、山手線の電車の中で女子高生が
「チャリで来た。カメラ」について、友人にレコメンドしてくれる瞬間を
見たことです。
強力にアプリを薦めてくれる彼女に心の中で、「そのアプリを作ったのは
オレなんだよ!」と叫んでました(笑)

②今後の展開は?
坂口社長:

実は、今回の取材のお話を繋げてくれたクオンの水野さんは、僕がこの業界の中で
最も尊敬できる人なのです。
どうしても、水野さんに会いたくて、クオンさんに直接会いに行き
自分が考えているアプリの企画をすべて話しました。
そうしたら、「全部一緒に出そう!」というコトになりまして。
今後、様々なアプリをリリースする予定です。
先ずは、「温泉マスター(仮称)」というゲームアプリ、その後は
業界が驚くようなカメラアプリを構想しています。
マーケットに関しても、日本だけでなく、世界を見据えています。
自社アプリが、ブラジルで約10万DLを達成するなど。
今後の自信に繋がる結果が出ました。
今後も広げていく予定です。

③社長のTop画面拝見
坂口社長:

実は、ソシャゲーが大好きなのです。(笑)
『廃課金者』として、メディアの取材も受けることもあります。
ということで、やっぱりオススメは、「ラブライブ!」と「拡散性ミリオンアーサー」です。

sakaguchitop

「ラブライブ!」は従来のソーシャルゲームと音ゲーを組み合わせたゲームで
雑誌「電撃G‘s magazine」で連載、アニメ化など人気のコンテンツです。
ステージをクリアしていくと、ストーリーが追加されたり、その逆もあるのですが...
ラブライブ!は電車の中でできなので、時間のある時に楽しんでいます。

取材後記:
何か面白いコトを!と貪欲に追い求める坂口さん。
尊敬する水野さんに直接会いに行く行動力と、
面白いアプリを作りたいという、こだわりを感じました。
会話の中でも「ユーザー目線」と言葉がキーワードのように
出てきて、常に目線をユーザーに合わせアプリの企画を考えていると
いう意識を持ち続けている点が印象的でした。
水野さんと一緒にビックリするようなアプリが出てくることに期待します。

次回は、ビックリバコの吉田さんです。
お楽しみに。

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About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





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