Published on 4月 1st, 2013 | by スマホ研究員11号
スタートアップ企業訪問 Vol.7 『giftee』 太田社長
て、今回は紹介繋がりから脱線して弊社にお越し頂きました
『giftee』の太田社長です。
見た目は好青年のスポーツマンタイプの社長です。
本日はどんな話しが聞けるでしょうか?
①アプリ「giftee」の売りはなんでしょうか?
太田社長:
『giftee』は名前から連想されるように、『ギフト』をテーマにした
アプリです。特に、日本では根付いていない『カジュアルギフト』を
習慣化させたいなと考えて開発しました。
リリースから2年が経ち、ユーザー数も7万人まで伸ばしてきています。
元々、僕自身が人にプレゼントをする“パーソナルギフト”が好きで
誕生日はもちろん、ちょっとしたお礼をしていました。ある時
この“カジュアルギフト”をwebサービスで出来るようにしたら
どうだろう?という発想に繋がり、『giftee』の開発に入ることに
なりました。
リリース当初は、ギフトとして扱えるお店や企業を自分で開拓していきました。
ローカル展開するカフェ(80店舗ほど)などを中心にお願いしました。
転機を迎えたのは、コンビニエンスチェーンのファミリーマートさんと
組む企画が実現したことです。
2012年8月にファミリーマートさんのクーポンをギフトとして設定して
キャンペーンを展開したところ、全国規模ということもあり反響がもの凄く
ありました。
うれしかったのは、クーポンの回収率が半端無く高かったことです。
8~9割の方がクーポンを店頭で使用したと結果が出ました。
通常のクーポンの回収率は0.3~7%と言われているので
ずば抜けて高いことが分かります。
②現在のユーザー層はどんな方ですか?
太田社長:
年齢は20代後半~30代半ば、6:4で若干男性が多めです。
『カジュアルギフト』が、まだ日本に根付いていないので、習慣化させる
ハードルを越えたいと考えています。
③設定したギフトの中身によって、反応が変わりはせんか?
太田社長:
そうですね。今はどこと組むか?が非常に重要だと感じています。
ギフトをコンテンツと捉えると、分かり易いのですが、
「コレならあげたい!」といったモノが設定できれば
強力なキラーコンテンツになり広がりも加速度的になるのではと
期待してます。
そのためには、会社の営業力が重要です
④そう考えるとファミリーマートさんの事例は強力ですよね。
その回収率だと素晴らしいO2Oの成功事例だと思いますが?
太田社長:
そうですね。マネタイズのことに繋がりますが、
ユーザーデータベースの活用や、ファミリーマートさんのように
企業の販売促進に役立つツールという側面も
力を入れて行きたいです。
⑤社長のTop画面拝見
スポーツが趣味なので、「runkeeper」
「weightbot」を使っています。
また、時間がある時は、好きなスポーツ観戦で楽しんでいます。
“カジュアルギフト”という新しい文化、習慣をアプリで
根付かせようとする太田社長。
違う側面では、企業の販促やマーケティングに役立つアプリの顔も
持つという点が非常に興味深いです。
ファミリーマートで実証された実績が、今後伸びていきそうな予感です。