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Published on 3月 1st, 2013 | by スマホ研究員11号

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スタートアップ企業訪問 Vol.3  『株式会社エウレカ』 赤坂社長

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さて、今回は紹介繋がりから脱線して、
株式会社エウレカ 赤坂社長の取材をレポートします。
どんな話しが聞けるか、とても楽しみです。それと、カッコイイ仕事場
であるオフィスについてもレポートしますので注目ですよ。
赤坂社長宜しくお願いします。

①アプリ「Pickie」の売りはなんでしょうか?

赤坂社長:
「Pickie」のサービスと特長は、“ビジュアル”でアプリを検索できることです。
Appstoreのランキングなどですと、アプリのアイコンやレビューを見て
ダウンロードするか決定しますが、「Pickie」をプッシュ型にランダム表示される
“キーワード”でグルーピングされたアプリを閲覧。気に入ったのがあれば
ダウンロードする流れになっています。

実際に僕も「Pickie」を使って“キーワード”からアプリを見てみましたが、
このキーワードのグルーピングが面白いですね。「書道」「円周率」「イヌ」「スケッチ」など
予想ができないキーワードがバンバン出てくる感じです。現在、1万5000の
キーワードが入っているそうです。(赤坂さんは、当初2万ものキーワードを
考えたそう)セレンディピティで出会える楽しさもリピーターに人気の理由に
なっているそうです。
それと、快適なのが操作性。これは今までにない直感的に使えるインターフェイスに
なってます。画面いっぱいにでてくるビジュアルを横にスクロールすると、
そのアプリの概要が分かり、縦にスクロールすると、別のアプリが表示される。
この操作の分かり易さは、一度触れて頂くことをおススメします。
また、FacebookやTwitterなどソーシャル関連も下のボタンで連携できます。

このUI(ユーザーインターフェイス) UX(ユーザーエクスペリエンス)の部分は
エウレカさんの武器となり、この「Pickie」の開発以来、他社からの
業務依頼がどんどん増えているそうです。アプリ以外の仕事も積極展開して
理由がそこにあるのですね。

②どんな人がユーザーか?
 
 赤坂社長:
これは、開発の動機にも繋がっているのですが。。。
通常多くの皆さんは、アプリを探す時はappstoreをはじめ、大手レビューサイトで
チェックする方が多いです。
あるデータによると2012年世の中に出たアプリは80万。
そのうち74万件のアプリが、なんとダウンロードが0件という結果が出たそうです。
まさにパレートの法則のように、20%のアプリが利益を得て、残りの80%のアプリは
利益を出せない状況です。しかも、ダウンロードされているアプリの殆どは「ゲーム」
ゲームアプリじゃなくて、他の便利アプリを探している人にとっては、
非常に探しにくい環境にあることが分かりました。
そこで、直感的に探せる「ビジュアル重視」に拘り、飽きさせないランダムキーワードや
時節的なネタを盛り込んだ特集を編集してアプリを開発しようと思いました。
 
まさに、ユーザー視点から開発されたのが「Pickie」ですね。
現在は、ゲームはやらないけど、アプリは好きというユーザーを中心にリピーターが
口コミで増加しているそうです。

現在のユーザー数は30万DL。スマホユーザーが今後増えていく中、ますますチャンスが
出てくると自信を持って語ってくれました。

それと、「Pickie」にはログインしてから使える機能が付いています。
Facebookと連携できるので、facebook連携でログインしてから
友人の使っているアプリを見ることが出来るちいった機能です。
これは、人間の欲望である「見たい」という欲望を可能にしたサービスだととの
ことです。確かに、知り合いがどんなアプリを使っているのか?って興味
ありますよね?!海外ではこの機能については、評価が高いようですが
日本では、恥かしいという自制が働き、参加者の伸長については、課題が
残っているそうです。
でも、「アプリ」をキッカケにして繋がりを深めるこのが出来たら
面白いですね。

違う側面から、この「Pickie」について語って頂くと
面白いお話が聞けました。

Web黎明期~ webメディアが台頭し中心になった時代
(当時、有名になった企業はほとんどが無くなってしまった)
⇒ユーザーが参加しコンテンツを作っていく時代
 現在はこの段階。このユーザーがコンテンツを作っていくコトを
“技術で全自動化”に目指しているのが「Pickie」ということでした。

改めて、CGMも技術進歩でメディア価値の高まりを感じました。
僕自身もメディアの会社に身を置いてましたから
時代の流れで中心となるメディアが変わっていくのは実感できます。

③社長のTop画面拝見

top
赤坂社長のおススメアプリは「Day One」です。
最近、自称ソーシャル疲れに入っているそうで、
このシェア機能がない「Day One」で日記を記すことが
非常になごむと言ってました。
この「Day One」は、スマホで書く日記です。
テキストと写真をLogしておくことが出来ますが
写真は撮影日のデータでソートされるので、
その日に書かなくても、写真データさえあれば
自動で時系列に挿入されます。

有料@450ですが、「ほっこり」したい時に見直してるそうです。
素敵なLife logアプリですね。

④オフィスについて

office

エウレカさんのオフィスいいですよ~一言で言うと「隠れ家」
実は、エウレカの前はあの糸井重里さんが、「ほぼ日刊イトイ新聞」で
使っていたとか。もしかしたら、あの「ほぼ日手帳」が生まれた場所かも知れません。

現在は、内装はそのままに使っているそうです。
撮影はできませんでしたが、和室も完備。
社員やバイトの皆さんの休憩室として活用しているそう。
和室のあるオフィスっていいですね。

dog
おまけ オフィスのアイドル コーギーのジョン
すごい人懐っこいだ、この子。


About the Author

スマホ研究員11号

・株式会社アドフロンテ  コミュニケーションデザイン本部 ディレクター  ソーシャルメディアとリアルなプロモーションを融合させて 企業の課題解決をお手伝い。 【簡単な経歴】  ・広告会社  企業のセールスプロモーション関連の企画と実施及び進行管理。コミュニケーション領域の中 でもビロー・ザ・ラインを幅広く企画。 ・外資TV通販企業。  コンシューマーとのエンゲージメント企画やロイヤリティプログラムを推進。また、コンシューマ ー向けイベントをディレクションなどCRMを推進。  初の海外放送のツアーイベントを成功させる。 ・広告専門誌 出版社  新規事業開発担当。SP事業部の立ち上げ facebook: https://www.facebook.com/koichiro.negishi





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