Published on 4月 13th, 2013 | by スマホ研究員11号
スタートアップ企業訪問 Vol.9 『株式会社まさか』 孫社長
さて、今回は『HALO.Inc』Co-Founder&COO/オモロキ CSOのイセさんからのご紹介で
『まさか』孫さんです。
かなりスケジュールがタイトな中、お時間を割いて頂きました。
ゲーム系からニュース、診断など様々なアプリの実績を持つ『まさか』の孫さん。
特に、「逆走!高速道路」や「面白ニュースの秒刊マンデー」は無料ランキングで一位を
獲得。他にも上位にランキングされたアプリを数多く輩出しています。
数々のアプリをランキングに一位に導いている秘密が分かるかも知れません。
それでは、孫さん宜しくお願いします。
①今後力を入れる一押しの「アプリ」はなんでしょうか?
孫社長:
これからヒットを狙っているアプリは「ハロマ」です。
こちらは、ハローマーケットの略称で簡単にフリーマケットに参加が
できるアプリです。
今回は、韓国の企業と協同で開発をしました。
Webでは、「ヤフオク」は認知が高く参加者数も数多いサイトですが
実はスマホでは似たような存在のものが無かった。しかも、写真を撮ってすぐにアップロードできる。
いつも手元にあるので、連絡もすぐ入るなど
デバイスのメリットが大きいので需要性が高いと判断しました。
それと世の中が不況から脱せない状況なので、中古マーケットには勢いがある。
複合的に考えた上で開発をしました。徐々にユーザーが増えてきています。
若い女性が中心ですね。OLさんとか主婦とか。
今後は男性のユーザーも増やしていきたいと考えています。
②ヒットを狙う際の『プロモーション』は、どこにポイントを置いてますか?
孫社長:
1)売れる魅力があるアプリ
2)話題作り
以上の2点ですが、最後の『話題作り』には特に力を入れてます。
以前、ミニゲームの『うんてい』の時は、twitterキャンペーンを実施しましたが
当選者には『本物のうんてい』をプレゼントしました。
③会社としてマネタイズの方向性は?
孫社長:
『ハロマ』に関しては、今後決済代行、いわゆる『エスクローサービス』をやっていこうと考えています。
取引の安全性を担保し、ユーザーの利便性がもっと上がれば
利用者も増加していきます。
弊社では、このプラットフォームを基盤にしたマネタイズを図りたいです。
他の事業では、『受託事業』を最近スタートしました。
オフショアとしてベトナムの子会社を設立準備中です。
また、ラボ型の事業展開も行なっています。
ラボ型とは、人材派遣に似たようなスタイルで、弊社が『人材の提供』を行い、クライアントとは開発者がSKYPEを通じて開発を進めます。自社専用の開発チームを海外に持てるというサービスです。
④今後の展望は?
孫社長:
『アプリの次の波に乗りたい』ですね。
広い意味でのIT業界では、多くのカリスマが出てきました。
いわゆるインターネット黎明期に起業した「楽天」の三木谷さん
「サイバーエージェント」の藤田さん、アプリの業界ではこのような
カリスマ的な存在がまだいません。
今後は『アプリ』の次に何か来るのか? 見極めて波に乗って行きたいと
考えています。
⑤社長のTOP画面拝見
孫社長:
手前味噌で申し訳ありませんが、
4月にリリース予定の「二つの真実」を紹介させてください。
こちらのアプリは、一つのニュース(出来事)に対して二つの見方で
記事を書いています。
二つの見方を提示することで読者に「こんな見方もあれば、反対の見方がある。あなたはどう思うの?」と問いかけたいのです。
楽しみにしていただければと思います。
もともとは、サッカー雑誌のライターとして社会人人生をスタートさせた
孫社長。
ネットのパワーを感じ、様々な事を学んで現在に至るとのことでした。
IT業界に入った際も、かなり修行を積みましたと明るく語っていました。
とても不屈の闘志を秘めた“人”というイメージですね。
革新的な“波”を掴むことを目指して躍進を続ける『まさか』が
今後どんなことを仕掛けるのか?注目です。
最後に孫さんの著書を献本頂きました。
勉強します(笑)
次回は、孫社長からご紹介頂きました、クオンの水野社長です。
お楽しみに。