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Published on 2月 12th, 2014 | by アプリそうけん

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助けあいジャパン『復興meetup! Vol.7(きっかけバス×JAL)』&月例懇親会開催!!

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東日本大震災からの復興に関する取り組みを続ける公益社団法人「助けあいジャパン」が、これまで定期的に開催してきた『復興meetup!』
その第7弾が、2月10日に開催されました。

今回は、助けあいジャパン復興meetup!Vol.7(きっかけバス×JAL)&月例懇親会と題して、現在助けあいジャパンが進めている『きっかけバス47プロジェクト』に焦点をあてて実施されました。

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『きっかけバス47プロジェクト』は、これまでもアプリそうけんで伝えてきた通り、震災からもうすぐ3年が経とうとしている今、震災に対する関心の低下や、関わる人の減少といったことと関連して起こっている震災の風化と風評被害を食い止めようということを目的として始められたプロジェクト。

全国47都道府県から1台ずつ、合計で約2000人の学生を乗せた“きっかけバス”が、東北の被災3県に向かい、現地を実際に訪れて、ボランティア活動や、被災地の方々からいろいろな話を聞くことを通じて体験したことを発信し、そしてそれぞれの地元に戻って自身の体験を共有し、これからの防災・減災に繋げていこうという取り組み。

今月1日の岐阜県号を皮切りに、続々ときっかけバスが走り出しています!
※2月11日時点で6府県のバスが走っており、既に戻ってきた県の参加学生の声が続々と上がってきています。
 ●岐阜県チーム:http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/news/119/
 ●兵庫県チーム:http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/news/170/
 ●大阪府チーム:http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/news/271/

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今回の復興meetup!では、そんな『きっかけバス47プロジェクト』に特別協賛している日本航空株式会社(以下、JAL)の東北支援プロジェクト『SKY BATON 東北支援チャリティ・マイル』の担当者の方を招いてのスペシャルトークセッションが行われました。

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まず初めに、『きっかけバス47プロジェクト』の運営をしている学生リーダーである、弥冨彬さんから、改めて『きっかけバス47プロジェクト』について説明がありました。

今回のプロジェクトにリーダーとして積極的に関わっている弥冨さんは、ご自身の経験として、
“震災ボランティアに関心があっても、結局お金がかかるから行けなかった、行かなかった”
というお話をされました。
そういった経験からも、同じような思いを持った学生が多くいることを感じ、そんな学生を送り出す今回のプロジェクトの意義を強く感じられているのが伝わります。

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次に、こちらも学生リーダーをされている白井宏美さんから、実際に第1号として被災地を訪れてきた「岐阜県チーム」の活動の様子が紹介されました。

参加した学生達は、まず行きのバスの中で一人一人、参加した“きっかけ”を語り合うのですが、みんなそれぞれがアツい思いを持って参加しているので、全員の話が終わるまでは4時間以上もかかるということ。

被災地に到着してからは、ボランティア活動や、現地の方から当時の話を聞き話をするといったことを行った後、毎日2時間程体験したことについて話し合うダイアログが行われます。
実際に見たり聞いたりしたことを、こういった対話を通じて自分自身で改めて考えるということで、この経験を今後に活かすということにも繋げていこうという取り組みです。

実際に、今回参加したメンバーは、地元に帰った後もLINEやFacebookなどで繋がることで、どうやってこの経験を発信していくか、そしてこの後続く仲間のために出来ることはないか、ということを話し合い、募金を集めることなども含めて、積極的に活動を続けているということです。

※岐阜県チームの活動の様子や、参加した学生のレポートはこちらのFacebookイベントページで見ることが出来ます。
 ★きっかけバス岐阜| https://www.facebook.com/events/191578497707928/
 また活動の様子はこちらから写真で見ることができます⇒http://goo.gl/L5Qy2v

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続いて、JALの総務部CSRグループ長、大髙由惠さんから、JALのこれまでの東日本大震災に関するボランティア活動などについて、そして今回の特別協賛に至る経緯についてお話がありました。

経営破綻からの再生に向けて動き出していた頃に発生した東日本大震災。
航空輸送という事業に関わる支援として、臨時便の運航や支援物資の輸送物流などを行ったJALでしたが、再生途上ということもあり、緊急時としての制限された活動になっていたということ。

その後、2012年の再上場を期に、それまで多くの方に支えてもらったという感謝として、改めて社会に役に立つ活動をしよう、ということでCSR活動を再開。
震災復興支援活動を始めるにあたり、実際に被災地を訪れてみると、復旧、復興の進捗度合いも違いがあり、様々なニーズにも差がある状況であることが分かり、何をすれば良いのかを決めることは非常に難しかったということ。

復旧、復興に関わる人も減っていて、関心も減っていた状況の中でも、被災地の方々の「忘れないで欲しい」という願いを強く感じていたというJALでは、「JALらしいことをやろう」ということを決め、2013年6月1日に「行こう!東北へ」JAL東北応援プロジェクトを立ち上げられました。

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「遠くを早く結ぶ」ということが仕事である、
ということから、
「東北に行ってみるということをサポート出来るのでは」
と考えたJALでは、「地元振興」と「被災された方々の応援」ということを掲げて、様々な支援プロジェクトを展開されてています。

具体的な活動としては、
●海外発のチャーター便で、多くの人を東北へ
●社員自らが東北へ:1泊2日の研修プログラムの実施
●東北地方の産品を採用
●情報発信
●被災されたご家族を招待したツアーの実施

といったことを展開されています。

※その他の活動など詳細はこちら⇒『行こう!東北へ JAL東北応援プロジェクト』

特に、『笑顔の贈りもの』として被災されたご家族を招待したのツアー企画、これまで20家族、52名の方々を招待。
出発地から目的地、そしてまた出発地までお帰りになるツアー日程の全てにおいて、JALの様々なグループ社員が関わる形で行われているということで、招待した皆様にはとても喜んでいただいているということです。

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続いて、今回の特別協賛『SKY BATON 東北応援チャリティ・マイル』のご担当者である調達本部マネジャーの関口和生さんから、今回の取り組みを決めた思いと経緯についてお話がありました。

具体的に震災復興支援活動を行っていくにあたって、実は様々な葛藤や迷いがあったことをお話しされた関口さん。

企業として震災復興に関わるということを、どこまで言うべきなのか、ということは難しい側面があったり、個人としてもそういったことに触れることが難しいと思うこともあった。
しかし、実際に関心があるかを周りの方に聞いてみると、「何かしたいという関心があることは分かった」

それであれば、JALブランドに込められた思いにもある
“果敢に挑戦してく決意”
という言葉の通り、「挑戦していくべきだ」と考えたということ。

しかしやはり具体的に何をすれば良いのかは簡単に決められることではありません。
そんな中、実際に被災地を訪れた際に、九州から自費でバスに乗って来たという学生と出会い、話をすることがあった関口さん。そういった若く、感受性が高く、これからの社会を作っていく学生たちが、震災復興について真剣に考えて欲しいし、そのためには、実際に被災地に行くということが重要だと感じたということ。

それまでJALが行っていた被災地支援は、どちらかというと現在にフォーカスを当てたものでしたが、もっと将来のことを見据えた活動をするべきだ、と思い、東北の未来を、若者に託すプロジェクト、『JAL SKYBATON』を始めたということ。

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そんな関口さんが『きっかけバス』のことを知った時、同じく未来を担う若い学生に被災地を訪れるきっかけを与えるためのプロジェクトであることに共感し、すぐに代表の野田さんの携帯に電話をされ、わずか1ヶ月程で今回の取り組みをスタートさせたということ。

今後は、Web広告やFacebookページ、機内誌、ホームページといったところを活用し、「さらに情報発信に力を入れ、チャリティ・マイルを集めていきたい」と、アツくお話しされました!

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東日本大震災という未曾有の災害に対していかに取り組んでいくか。
先日の助けあいジャパン代表の野田さんのブログにもあった通り、復興をどのように成し遂げていくのかということはとても難しい課題が多くある状況です。
長い時間と、莫大なお金、そして多くの人が関わることが必要なこと。

だからこそ、若い人たちにそういった活動に関わるきっかけを与えることの意義を強く感じ、具体的な活動を始めている『きっかけバス×JAL』の今回の取り組みは、今後の活動にも大きな意味を持つものだと改めて感じました。

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登壇者の皆さんのアツいお話で、会場はかなりの熱気に包まれていました
(立ち見の方もいらっしゃり、窓もくもる程の大盛況!)

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後半は、毎月11日の月命日に(今月は11日が祝日のため10日)実施されている月例懇親会

今回も東北の食材、お酒を中心にして、集まった方々が情報交換をされて、こちらも大変な盛り上がり!

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そして今回のイベント参加者全員に、JALショッピングでも購入出来る『東北のお米』がプレゼントされました☆

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↑↑私が頂いたのは、山形県産の「つや姫」☆↑↑

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『きっかけバス』はこれから3月上旬まで、続々と全国の都道府県からのバスが発進します。

↓↓詳細日程はこちら(クリックで拡大)↓↓
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各都道府県チームの実際の活動状況などは、各都道府県のFacebookイベントページに随時レポートなどがアップされていく予定。
☆Facebookイベントページリスト☆

引き続き『きっかけバス47プロジェクト』では、皆さんからの寄付をお願いしています。

しかしながら、寄付の金額や用途に関しては、様々な指摘があることも事実。
先日助けあいジャパンから、そういった指摘や質問に対しての回答と報告が公開されました。
「きっかけバス47を応援頂いているみなさまへ」

これまでの経緯と現状、そしてこれからについて書かれていますので、ぜひご覧頂いた上で、ご協力いただければ思っています。

寄付は、今回のイベントに登場されたJALのマイルからの寄付以外に、銀行振込による寄付、クレジットカード(PayPal利用)での寄付が可能です。

☆寄付に関してはこちら☆
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/donate/

『きっかけバス47プロジェクト』は、長い時間がかかる東北の震災復興、そしてこれから起こりうる災害に対する防災・減災に繋がる大きな一歩になるプロジェクトだと思います。

このプロジェクトが成功し、そして継続していくことが、未来の日本に繋がると思いますので、皆さんぜひ応援をお願いします!

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↓ ↓ ↓ ポスターにはJALの皆さんのメッセージが! ↓ ↓ ↓
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※様々な活動については、こちらのブログでも発信中です。
 ●「きっかけバス47プロジェクト・学生運営チームのブログ」
 ●「助けあいジャパンブログ」

『SKY BATON 東北応援チャリティ・マイル』
http://www.jal.co.jp/jalmile/use/charity/kikkakebus/

『JAL東北応援プロジェクト 「SKY BATON」公式ページ』
http://www.jal.co.jp/tohokuproject/skybaton/

『復興きっかけオープンデータ』tumblrページ
http://kikkakeopendata.tumblr.com/

『復興きっかけオープンデータ』Twitter公式アカウント
https://twitter.com/kikkakeopendata

『きっかけバス47プロジェクト』公式ページ
http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/

『きっかけバス47プロジェクト』概要
http://kikkakebus.tasukeaijapan.jp/about/

『きっかけバス』チラシ・ポスター・ステッカー申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1weYmNSjWODqfXVT4U0P7AVBHorP7tu7hAPryeAkAx7s/viewform

アプリそうけん『きっかけバス』特設ページ
http://appsouken.com/category/kikkakebus

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