Published on 2月 20th, 2013 | by shusakuwashizu
衝撃のスーパー中高生のプレゼンテーション!
先日、学業と平行してクリエーター&エンジニアとして活躍する、7人のスーパー中高生のトークショーに参加してきました。
もう器用貧乏なんて言葉は死語になるかもしれません。彼らは好きなことになっとくいくまで取り組んで、自分の物にして成果を上げていきます。そして、興味の対象が変わればそれも素早く自分に取り込みます。まずひとつのことに絞り込み専門化してくのではなく、さまざまなことに取り組んでそれぞれを専門化していく、または気に入ったものだけを選んで専門化していく。そんなふうに感じました。どう違うのか?前者は農耕型です。まず土地を決め田畑を耕し実りを得ます。土地は仕事の領域です。耕すとは働くことです。実りは稼ぎです。現代の経済においては、この農耕型が主流です。しかし、世の中は変わりました。土地を決めても長く耕せるとは限らなくなりました。
一方、後者は遊牧や狩猟型です。糧を得れる土地があればまずそこに住み、もっとよい場所が見つかればその土地に移り住みます。これは感覚的なイメージなのですが、彼らは目の前の出来事(猛烈に興味が湧いたこと)に素早くアジャストして新しい能力を獲得します。先日「プロメテウス」を観たんですけど、エイリアンのごとく生き物として変動しているんです。彼らにあっては、好奇心と興味だけが絶対的な核であって、それ以外、核を包む思考と身体はつねに環境に適応する準備があるんです。そのあたりが、ひとつの専門職で会社を渡り歩くサラリーマンの転職活動とは異なるのかなぁと思います。また、大昔の狩猟社会でも、動物や鳥や魚、昆虫も捕ったりして、狩りの対象と仕掛けを複数もちながら暮らしていたと思うんです。未来はそちらに近づいているのかもしれません。
変動して生きるのは予測できなくてふつう怖いです。だから、自信を持ち、自らを信じて進むしかありません。彼らはまだ自覚していないかもしれないけど、それを経験してきているからなのでしょうか、軸がしっかりあるんですね。しかも自由でありながら大事なところがおろそかにされていない。(敬語をしっかり使えるところなんかも) すばらしい。
あっぱれスーパー中高生!
ほんとに衝撃的ですばらしい3時間でした。
当日のプレゼンテーションがYouTubeにアップされています、ぜひご覧ください。
僕ももう一度観ます。
Edu×Tech Fes U-18〜驚異のプレゼンテーション、天才中学生&高校生、共奏〜