アプリと「インタビュー」

僕の会社、ETにET Luv.Lab.というWEBサイトがあります。自分の知り合いにインタビューをして回るサイトで、地道にこれまで30名余ほどの方にご協力いただいてインタビューして来ました。たまに「インタビューの仕事をしているの？」と聞かれることがありますが、全く。純然たる素人です。

ET Luv.Lab.

サイトのテーマとしては「人がメディアになる時代」というのを掲げていまして、コンセプト的な部分は、初回の自分の投稿にまとめてあります。ただ、そんなに難しいことを言わずとも、面白い人、しかも自分の極めて身近な人に話を聞いて回るのは、とても楽しいことです。我ながら、良い趣味だと思っています。

さて、趣味のサイトですので、あまりコストかけられません。このサイト自体が儲かるわけでもありません（このサイトがETのビジネスに大いに寄与している部分はあるのですが）。そういうわけで、サイトの制作、取材、テープ起こし、撮影、運用に関して僕一人でやっています。

あまり取材の前にどういう話をしようか決めないですし、インタビュー相手にもいつもの感じで話しましょう、とお願いしているのですが、とは言え、大きな流れだけは自分でもイメージしておかないといけないので、なんとなくのアウトラインだけ決めています。Evernoteに3つくらい箇条書きしておいて、

長らく、取材時の録音はiPhoneを使っています。やはりいつも持っているもので用が足りるというのは何かと便利です。録音ファイルをそのまま公開する、というわけではないので、テープ起こし用であれば、iPhoneで十分。アプリはSpeakEasy Voice Recorderというのを使っています。シンプルで使いやすい。Macへのデータ移行はWiFI経由でブラウザで所定のIPアドレスにアクセスすることでダウンロードすることが可能です。それをiTunesに取り込んで、テープ起こしをするわけです。

SpeakEasy Voice Recorder

ただ、何度か失敗したことがありまして。主にアプリの問題というより、iPhoneの問題という気がするのですが、録音中にアプリが落ちてしまいました。困るのが僕だけなら良いのですが、インタビューのお相手にもご迷惑をおかけすることになるので、最近ではICレコーダーも持ち歩くようにしています。バックアップ目的ですが。見た目がカッコイイ。

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インタビューの帰りにiPhoneで録音した音声ファイルを予め聞いておくと、テープ起こしをする時にもスムーズです。テープ起こしはある意味、苦行なのですが、大体最近は40分くらいの録音音声を3時間くらいで起こせるようになりました。ET Luv.Lab.は、ほぼ会話の内容そのまま記事になりますので、テープ起こし段階できちんと話の流れに無理がないように原稿を起こせることが大事になります。

もう一つ、ET Luv.Lab.に必要なものと言えば写真ですが。残念ながらiPhoneの写真のクオリティは、インタビュー記事用のポートレイト写真としてはまだまだ力不足な印象があります。やっぱり大口径の単焦点レンズで撮影した方が綺麗。レタッチもやはり僕の場合、MacのApertureが今のところ必須です。いつかそれも必要なくなる日が来るんでしょうか。

音声録音、まだバックアップが必要と思いつつも、十徳ナイフしかり、どんどん身の回りの道具がアプリでリプレイスされていくのは面白いですね。もしかすると、スマホが、スマートたる所以はそこかも知れないですね。結果、生活がシンプルになるので。

About the Author

加藤康祐プランナー、加藤康祐、1980年生まれ。大学在学中の1998年よりデザイン会社にてWEBプランニングやWEBデザインを経験。2005年6月より個人事業、Experience Transportersをスタート。2012年11月、ET Incを設立。クライアントとパートナーとETが「やりたいことを、やりたいように、やり続ける」ための仕組みづくりに取り組む。