Published on 8月 12th, 2013 | by 杉山 拓也(すぎやま たくや)
速報:AppStoreでタイトル審査、厳格化?! 〜ASO Tips〜
猛暑ですね!
私は別の意味で、熱い一週間でした。Appleの審査に変化を感じたので、速報でお伝えします。
速報だけに、画像なくてごめんなさい・・・。
先週、ASOコンサル先で何件か、タイトルのリジェクトをもらったので連載からちょっと脱線して報告です。
あれ??今までは審査通っていたのに・・・ |
先週に限って、リジェクトが集中しました。
それも、全部タイトルでした。
要は「タイトルにキーワードを入れないように。キーワードはkeywords欄に入れるもの。」ということ。
「今までがOKだったから、多少キーワードてんこ盛りでも、まぁいいでしょう」という意味ではなく、一応、節度を持ったライティングをしているつもりでした。
実際に、つい先々週に『激戦!「写真デコアプリ」タイトルから学ぶ – DL底上げTips02』で、「度を超えたタイトルの付け方をしていると、今後タイトルでリジェクトされる例が増えるはず」と、自分で書いていたくらいですから。
もしかしたら、私のASOコンサル先が全部、たまたま厳しい担当さんにあたっていたのかも知れませんが。
理由はどうであれ、Appleの意向はきちんと汲んで、正しい対策を考える必要があります。
ユーザーにとって親切なタイトルと、検索対策を両立させる |
例えば、カメラアプリでこんなタイトルをつけたとします。
『AppSEOCam – 日記やブログに便利なカメラアプリ。写真の加工やデコ、切り取り、可愛いコラージュで女子の毎日を楽しく』
タイトルに埋め込んだキーワードは、
“日記,ブログ,便利,カメラ,アプリ,写真,加工,デコ,切り取り,可愛い,コラージュ,女子”
といったところです。日本語にはなっているのですが、実にSEO的なタイトルです。
※今回リジェクトされたアプリタイトルは、いずれもこんな感じです。
再度審査に出す際に、気をつけたことが2点あります。
1.説明的にならないこと
2.アプリの固有名称以外はサブタイトルとして最小限に留める
簡単に言ってしまうと、『写真の加工やデコ、切り取り、可愛いコラージュで毎日を楽しく』の部分はどう見てもサブタイトルには見えない、あるいは文章を直してもサブタイトルに出来ないため、切り捨ててしまいます。
サブタイトルは、下記のようにいかにもサブタイトル、といった位置に設置。
『AppSEOCam -[この部分がサブタイトル]-』
長すぎたり、文章になってしまったりしたら意味がないので、ビシッと短くタイトルを作るつもりで。
でも、ちょっとでもキーワード入れられるように工夫してみました。
『AppSEOCam -可愛いブログ女子のデコカメラ-』
最初につけた『日記やブログに便利なカメラアプリ』からガラッと変えました。
優先度としては、“日記,便利,アプリ”は低く、ターゲット層である“可愛いもの好きなブログ女子”が検索してくれそうなワードの方が高い、と考えたためです。
今後のタイトルの付け方 |
原理原則のお話になってしまうのですが、やはりタイトルは「iPhoneユーザーにとって理解しやすく、探しやすい」ことが一番です。
リジェクトされるから・・・という理由以前に、225バイトいっぱいまでキーワードを羅列してしまったり、アプリとは直接関係ないヒットアプリなどのワードを一部埋め込んでしまったりするのは、控えるべきでしょう。
キーワードは、iTunesConnectのKeywordsに。
今後は、Keywordsの限られた100バイトに入れるワードを、より厳選していくことになると思います。
日々の、それからバージョンアップ後の検索順位のチェックが欠かせませんね!
野球のスタメンのように、検索上位に入り、ダウンロードをきっちり稼ぐワードは残し、そうでないワードは入れ替えていく、というこまめなPDCAがよりいっそう重要になってくるはずです。
ASO施策をしたときには、検索順位のチェックもお忘れなく。
AppStore内検索順位表示サービス「AppSEO」