『従業員によるネット炎上多発!企業ソーシャルメディア担当が戸惑う』
ほぼ毎日のように起きている従業員によるネットの炎上。
業種も飲食業界から流通など広がる傾向にある。
炎上自体は、過去ブログが流行した頃からあったが、
今回の拡がりは、異常事態と言っても過言ではない。
この夏だけで30件以上を数える程、連日ニュースとして
報道されている。
“従業員によるネット炎上
若者の遊び、悪ふざけと捉えてしまえばそれまでだが、
企業の名前が出てしまう事で、実際に損害を被るケースが
出てきている。
企業サイドも早急に対応を迫られている現状ではないか。
まだまだ歴史の浅い『ソーシャルメディア』に関しては
専門の部署を置く企業は、それほど多くはない。
TwitterやFacebookなどの情報発信は、兼任の担当者が
行うケースが殆どではないかと思う。
ここに作業的な限界と今回のような炎上防止まで
手が回らない現実がある。
ここ2、3年にガイドラインの選定やソーシャルメディアポリシーなどが
注目され、社員教育の一環として研修を行う企業が出てきた。
この傾向が進むのは、良いことだが今回の事件のように
取り組むスピードが遅いと思われる。
厄介なのは、企業の対応が後手になり、事件が起きてから
危機感を持つということだ。
ここ最近の事件については、社会人未満の学生アルバイトなどが
起こしている点もあり、ますます対応が遅れている原因にもなっている。
社員教育は行っていても、アルバイトまでは手が回らないという
企業は多いと思う。
今こそ関係者を含めた教育の必要性を感じる企業が多いのでは?
ソーシャルメディアは企業の味方にもなるし、反対勢力にも
なるということを自覚して、対策が求められる時期に入った。