Published on 7月 29th, 2013 | by shusakuwashizu
H&Mの599円のiPhoneケースがめっちゃいい!
H&MのiPhoneケースのクオリティがヤバいです。
最近よく見かける格子状のデザインで、いい感じです。iPhoneが黒ならもっとカッコいいんじゃないでしょうか。
さらに、ICカードを入れることができます。
※カードは入るのですが、なぜかICカードが自動改札に反応しないことが判明しました。(2013年7月31日加筆)
これで599円とは、恐れ入りました…^^;
カードを入れる膨らみを持たせるために、2枚の部材を張り合せています。となると、金型を2種類作っていることになります。これまでも、H&Mとフォエバー21でiPhoneケースを見かけることがありましたが、プリントモノが主体で自分的に欲しいと思うものはありませんでした。しかし、今回のクオリティ(外観とギミックと持った感触)は抜群です。背面にカードを入れることができるもので、通常2,000円~3,000円します。比較すると、1/4〜1/5の価格です。ダントツです。
商売柄気になるので、100円ショップのiPhoneケースを参考に原価を考えてみました。
100円ショップの平均粗利は30%程度なので、飾りっけのない素のiPhoneケースの仕入原価を@70円とします。次に生産数ですが、H&Mの店舗は世界中に2700店ほどあります。(毎年300店ほど増えており正確な実数を掴みきれませんが) 仮に1店舗で100ヶ流通しただけで、27万個の生産です。他にもWebストアもありますね。パッケージに Made in China と書かれていますから、中国での金型費用を500万円とします。27万個で按分するとわずか@18.5円のONとなります。輸送費は洋服と同梱しちゃえばゼロに等しくなりますから、これだけのクオリティのケースでも@100円前後で生産できるはずです。
ちなみにこちらは→ H&Mの企業方針です。
そういえば、先日Apple社の四半期業績(2013年4-6月)の発表がありましたね。それによると、3120万台のiPhoneを販売したそうです。H&Mのケース生産量27万個は、(勝手な推測ですが)これの約1%に相当します。
この動きは、スマートフォンケース業界にインパクトを与えていきそうですね。これからのケース市場は、4つに集約されていくんじゃないかと。いろいろたいへんだー (> <)
1)グローバルなチャンネルを活かした大胆な価格政策による商品。
2)少量でも生産可能で、確実にニーズがある商品。
3)特殊環境のニーズに対応した商品。
4)一点もの。
こちらは、パッケージの外観です。
黒しか確認できていませんが、これから色も増えるといいですね。そしたら着せ替えちゃいますね。新宿店ではレジ前に置いてありました。5と4/4S用があるので間違えて買わないようにしてくださいね。