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Published on 4月 4th, 2013 | by 加藤 康祐

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アプリと「ちいさな企業」

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僕も最近知ったのですが、国の政策で「ちいさな企業 未来会議」というのがあるそうです。ここが助成プログラムを始めるそうなのですが残念ながらこれから起業する、ないし、二次創業(親からの事業の承継など)が対象のようで、今のところ僕は利用できなさそう。ただ面白そうなのでご紹介したいと思います。

中小企業庁:”日本の未来”応援会議 ~小さな企業が日本を変える~(”ちいさな企業” 未来会議)

割と嘘みたいな話というと語弊がありますが、例えばNPOや社会起業への助成金、また一次産業などへの助成金とも違い、いわゆる一般的な営利企業でも対象になりそうなプログラムです。

「地域の需要や雇用を支える事業を興す起業・創業や既に事業を営んでいる中小企業・小規模事業者において後継者が先代から事業を引き継いだ場合などに業態転換や新事業・新分野に進出する第二創業、また、海外市場の獲得を念頭とした事業を興す起業・創業を支援することにより、地域における需要の創出、取り込みや中小企業・小規模事業者の活力の回復・向上を促すことで、経済の活性化を図ることを目的として、これらの起業・創業、第二創業を行う者に対して、その創業事業費等に要する経費の一部を補助します。」(中小機構:ユーティリティ: 創業補助金公募のご案内より)

本当に欲しかった。。。

これかなり可能性があると思っていて、特に地方でアプリ開発やサービスの会社をやるのにぴったりだと思うんですよね。アプリ開発の世界は比較的、中小企業・小規模事業者向けですし、「地域における需要の創出、取り込みや中小企業。小規模事業者の活力の回復・向上」って、ある程度、色々なアプリが出揃って来た現状にあって、これからのアプリのホットトピックでもあると思います。

ベンチャー・キャピタルから出資を募って、スタートアップを起業して、サービスをヒットさせてバイアウト、ないし上場してキャピタルゲイン、というのも一つの「成功のストーリー」だと思いますが、すごく狭き門だと思っていて、若い人達含め、国の政策として、こういう道筋が提示されるのは、ある意味、正しいというか、業界の平衡感覚の醸成にも繋がっていくと思うんです。

上記、創業補助金公募は「地域」にフォーカスしているようですが、中小企業政策審議会 “ちいさな企業”未来部会の取りまとめでは「女性」にも注目しているようで、Zaimの閑歳孝子さんなどが有名ですが、割とまだ少ない気がする「女性アプリ起業家」も生まれる可能性が高まるかも知れないですね。

意外と締め切りすぐなので、「これは!」という方は頑張って挑戦してみてください!


About the Author

加藤 康祐

プランナー、加藤 康祐、1980年生まれ。大学在学中の1998年よりデザイン会社にてWEBプランニングやWEBデザインを経験。2005年6月より個人事業、Experience Transportersをスタート。2012年11月、ET Incを設立。クライアントとパートナーとETが「やりたいことを、やりたいように、やり続ける」ための仕組みづくりに取り組む。





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