Published on 2月 8th, 2013 | by 松村太郎
Mailbox – メールを仕事効率化ツールに変えるアプリ
Mailboxというアプリの利用予約が始まりました。ダウンロードして予約をすると、順次利用できるようになります。このアプリ、ビデオを見ると、メールアプリを劇的に変えてくれそうな、そんな期待が持てるアプリです。ダウンロードはこちらから。
昨日はFacebook疲れについて書きましたが、仕事にしてもプライベートにしても、接触時間が長くなってくるツールはだんだんと面倒になってきたり、もっと良い方法があるんじゃないか、と考え始めてしまうところ。メールはその代表格かも知れません。
本田直之さんと書いた「ハッピー・ワークスタイル」で、吉越浩一郎さんへのインタビューをしました。その中でメールのスパムチェックで午前中の仕事を終えていた役員が、Google Apps(Gmail)導入で午前中の仕事がなくなっちゃう、という笑い話を披露していましたが、ある意味で、Gmailは、メールの効率化に大きく貢献するシステムだったと思います。
そしてGmail登場以降は、メールのシステムそのものをどうこうしようとするよりは、メールを読み書きするアプリにアイディアをつぎ込もうという取り組みが、スマートフォン向けに行われているように思います。
例えば、SparrowはGmailを使いこなし、ラベルなどのスワイプ動作や、相手の顔写真をFacebookから持ってこられる機能に対応し、今までのメールの使い勝手向上させました。結果として、Googleに買収され、iPhone、Android向けのGmailアプリの改良に役立てられていくことでしょう。
しかしながら、iPhone標準のMailアプリの慣れた使い勝手の前に、私はSparrowに乗り切れなかった口です。個人的には、Facebookメッセージを読み込んで、メールやメッセージを名寄せして管理できたら、と思ったりしていたのですが、Facebookメッセージの位置づけののらりくらり感もあって実現には至りませんでした。ちなみにこのイメージに一番近いのは、Windows Phoneじゃないか、と思ってます。(iPhone版 Sparrow – Sparrow / Mac版 Sparrow – Sparrow)
そこで出てきたMailbox。ビデオでどんな機能か、チェックしてみて下さい。
Meet Mailbox from Mailbox on Vimeo.
機能はビデオで一目瞭然ですが、既読と削除をスワイプ加減で調節する動作は素早いメールの振り分けが可能になります。また、これは通常のメールアプリでも同様ですが、それぞれのメールをプッシュ通知で受け取れます。
面白そうなのが、「時間のデザイン」。メールを届いた時に処理するのがモバイル流だったのですが、ここにディレイをかけるというか。例えば夕方まで、明日まで、週末まで、といった具合でメールチェックを先送りすることができる、メール版の「Read it later」もしくは「おやすみモード」を搭載しています。
もちろん、じゃあiPadだったらどうするんだ、パソコンでもメールが見られるじゃないか、という話ではあるのですが、Mailboxで統一する環境が作れるとすれば、こうした「メールを見る時間」というスケジュールの中の時間確保を行うことができるようになるのではないでしょうか。
ということで、早く使いたいMailboxですが、アカウントの有効化は順次。皆さんもお早めにダウンロードして「Reserve」してみてください。ダウンロードはこちらから。