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Published on 5月 11th, 2013 | by 加藤 康祐

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【注目の新刊】『ビジネスに差が付く iPhoneアプリ仕事術』徳本 昌大

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昨日ご本人とお会いした時に、電子書籍で『ビジネスに差が付く iPhoneアプリ仕事術』という本が出るんですよ、というご案内をいただきまして、早速手に取ってみました。トピック的にもアプリそうけんで記事を執筆していますから読んでおきたいなと思いましたし、本書の「まえがき」でも触れられていますが、ウェブや雑誌、ブログに徳本さんが執筆された記事を、編集の方と電子書籍としてマッシュアップした、ということでしたから、そういうパッケージが、一体どういうものになっているのか、個人的にも興味があったのです。

ビジネスに差が付く iPhoneアプリ仕事術 (impress QuickBooks)
インプレスコミュニケーションズ (2013-05-09)
売り上げランキング: 80

最初に結論から書くと、この本の面白さは、徳本さんが毎日アクティブに動き回っているビジネスユーザである、ということに帰結するんじゃないかと思いました。徳本さんは、ソーシャルおじさんというネーミングで知られ、講演や執筆、出版などの活動をされていますが、一方で、常日頃からクライアントビジネスに精力的に取り組まれているコンサルタントであり、企業のマネージャーでもあります。僕がよく知っている徳本さんはどちらかというと後者の徳本さんでして、だから尚更iPhoneアプリ仕事術と言った時に、徳本さんが日常的にビジネスシーンで活躍されているイメージと、本書の内容が符号してて、なるほどな、と感じました。

例えばアプリを紹介する文章は多くの場合、それはそのアプリの機能の紹介ということが多いと思うのです。本書でもアプリを1つずつピックアップする形で話が進んでいくのですが、肝心なのは、そのアプリがビジネスシーンでどういう風に活用できるか、そこにはどういう効果が見込めるのか、どういうことに気をつけて使うのがポイントなのか、どういうビジネスのシチュエーションに良い影響があるのか、ということが極めてビジネスユーザの主体的な経験則としてまとめられているところにあると思います。

ここはこのアプリそうけんにも繋がる部分が大いにあると思うのですが、アプリとは何か?と言えば、特にビジネスにおいては、それはツール、なんですよね。だからツールの取扱説明書なのか、その先の具体的なビジネスでのアクティビティ、利用シーンにまで見通しが効くのか、というのは大きな分水嶺だと思います。全体的にはとても平易に書かれてるんですが、折々でそういう「勘所」があって、そこに力点がある理由を類推しながら読むのも面白いです。

ビジネスユースの基本であるメールのTipsに始まって、僕が愛用しているアプリや、全く知らなかったアプリ、使わなくなったけど今はこんなこともできちゃうんですね、というアプリもありました。友人が開発しているSmartNewsが取り上げられているのは嬉しかったですし、「超」整理手帳 for the iPhoneはノーマークでした。食道楽としてはRettyなんかも面白くなってそうだなという印象を受けました。

そうそう終盤で、レディオアプリの紹介があるのですが、そうだそうだ、ソウルミュージック好きだっておっしゃってたなと思い出し。好きなことがテクノロジーでもっと豊かになるって良いことだよなあと思います。アプリが気になる方は、是非本書でチェックしてみてください。

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最後に。実は随分前になりますが、僕自身も徳本さんにインタビューしていますので、ご紹介しておきます。

徳本 昌大 – 「コミュニケーションの今」 – ET Luv.Lab.

ちょっと時間が経っていますけど、徳本さんのヒトとナリはお伝えできるインタビューになっているのではないかと思います。宜しければ、こちらも合わせてどうぞ。


About the Author

加藤 康祐

プランナー、加藤 康祐、1980年生まれ。大学在学中の1998年よりデザイン会社にてWEBプランニングやWEBデザインを経験。2005年6月より個人事業、Experience Transportersをスタート。2012年11月、ET Incを設立。クライアントとパートナーとETが「やりたいことを、やりたいように、やり続ける」ための仕組みづくりに取り組む。





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