iTunes ASO基礎-AppStore検索最適化の基本

Published on 7月 29th, 2013 | by 杉山 拓也(すぎやま たくや)

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iPhoneアプリのダウンロードを底上げする Tips01

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転ばぬ先のASO

ウェブの世界では当たり前のようになっているSEOですが、アプリでは意外とまだまだ“検索キーワードを意識したアプリの登録”が浸透していないように感じています。

iTunesConnectにユーザーからは見えないKeywordsの枠がある、ということは、ユーザーにとって探しやすいワードをアプリ事業者が(文章として分かりやすく作りこむタイトルや詳細文とは別に)きちんと設定して、検索でみつけてもらえるように配慮して欲しい、というApple側の意図があるはず。
今や、日本のAppStoreには80万ものアプリが存在しています。(2013年7月 株式会社スターガレージ調査)
もはやユーザーが、この中からカテゴリだけであなたのアプリに到達することは、考えにくい状況です。

AppStore内検索エンジン最適化(ASO)は、無料で広告のように爆発的なダウンロードを生み出すような“魔法の杖”ではありませんが、きちんとチューニングをし続ければ、長期に渡ってベースとなるダウンロードを確保できる施策です。

ASOをかける目的は最低ダウンロード数の確保

あまり時間をかけすぎる必要はありますが、一度、キーワードを見なおしてみてはいかがでしょうか?

このコラムは、そんなときに役立つTipsを、連載形式でお届けしていきます。

 

検索順位に影響を与える5大要素

ASOに影響を与える要素はいくつかありますが、このうち、自分でコントロールできる要素と、自分ではコントロール出来ない(しにくい)要素に分けられます。

 

■自分でコントロールが出来る要素
いずれもiTunes Connectで設定をします。
(1)Keywords
(2)App Name
(3)Description

このうち、KeywordsとApp Nameはバージョンアップ時に変更が可能です。

Descriptionはいつでも変更が可能でし、文字制限もありません。
Descriptionについては、効果は弱いながらもASOに対して効果があると言われていますが、公式ガイドライン上に「キーワードは含めてはいけません」という一文が追加されました。

 

■自分でコントロールが出来ない(しにくい)要素
(4)レビュー数/星の数
(5)ダウンロード数

レビュー数(および質=星の数)は自分でコントロール出来ない一方で、ASOでは影響が大きい要素です。

ダウンロード数については一時的に広告によるブーストが可能。
直近のダウンロード数はASOへの影響も大きいため、広告費を投じているアプリの方が順位が上がりやすい傾向があります。

 

 意外と意識されていないキーワードの選び方

ASO施策としてまずは、タイトル(App Name)とキーワード(Keywords)にきちんと、ユーザーが検索したときに見つけてもらいたいキーワードを盛り込むところからはじめましょう。

その前に・・・

この“キーワード”選定が意外と出来ていないのです。
ウェブのSEOを経験された方が、たまたま誰もアプリ事業部に在籍していなかったり、いざ申請!という段になってその場で考えて入力していることも多い模様。
驚いたことに、WebのSEOを経験している方でも、アプリのキーワードとなるとどう選んでいいのか分からない、というお話も伺いました。

 

キーワード選定にはWebのSEO時代から様々なやり方がありますが、アプリで比較的ダウンロード数につながりやすいキーワードの仮説の立て方は、以下の傾向があります。

 

(1)アプリのターゲットを明確にする
「女性」とか「主婦」とか ではなく、
「働いていて、電車で通勤している一人暮らしの女性」あたりまで絞り込めるとベター

(2)いつ検索してダウンロードするか?シーンを明確にイメージする
例えば、「電車で帰宅する途中に検索」「家に帰って、明日の支度をしている最中に検索」
タスク管理系アプリなら「朝の出勤の電車で検索」「夕方の残業時間突入時に検索」などもあるかも知れません。

 

(1)と(2)を意識して、例えば「レシピ系アプリ」でキーワードを作るとしたらこんな感じになります。

 

「想定する利用者は、都内で働くOLさんで、一人暮らしをしていて自炊の必要がある。その時に便利なレシピに特化する」(ここまでがアプリのコンセプトの明確化)

「帰りの通勤電車の中で“今日の晩ご飯、何にしようかしら?”と考えている。コンビニに立ち寄る、ドラッグストアで買い物がある。そこでついで買い出来るような食材で、簡単に作れるズボラご飯を探している。」

「だとすると、例えば“ドラッグストア”とか“コンビニ”とか、“ズボラ”とかのキーワードはどうだろう。」
という仮説を立てます。

 

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photo credit: naoyafujii via photopin cc

 

仮説を立てたところで、アプリのAppName、Keywordsに、ワードを埋め込んでAppleの審査にかけます。
審査が終わり、キーワードが一新されたアプリがAppStoreで公開されると、早くも検索順位に変動があるはずです。

ここで「検索順位」とともに「ダウンロード数」を日々記録しておきます。
測定ツールを使っていれば、DAUなど、普段KPIとして測定している数値の変化も記録してください。

ここから、キーワード入替えのためのPDCAを回していくことになります。
詳しくは、次回以降でお話をします。

今回は、ASOの初歩から、キーワード選定までをまとめてみました。

 

 おわりに -

ASOの疑問、質問を募集しております。

システム開発の傍らで、ASOコンサルもやっていると、まだまだASOの情報は体系化出来る要素が多いな、と実感します。
(コンサルのお問い合わせもいつでもお待ちしています。)

ASOはアプリ系のブログメディアや、スタートアップ系のメディアでノウハウが公開されていますが、現場では本当に細かいところで疑問がたくさん出てきます。

「Keywordsに登録するワードの順番を変えると、ASOにどんな影響があるか?」なんてことも、実際に聞かれます。
(今のところ、ワードの順番を変えても、順位に対して大きな影響は認められません)

意外と、こういう細かな疑問を一つ一つ解決していくことは大事だと思っています。
相手がAppStoreというブラックボックスだけに、実際にASOをやって検証するしかないのですが。
可能な限り、皆様に還元していきたいと思っています。

ご質問やご相談は info@stargarage.jp  までお気軽にお送りください。

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簡単にアプリの順位を知りたいときには「AppSEO」を使ってみてください

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About the Author

杉山 拓也(すぎやま たくや)

(株)スターガレージ創業者/CMO。AppStore/Google Play検索エンジン最適化(ASO)コンサルタント。今後は広告事業を展開予定。 スターガレージはGMO、GREE、NAMCO、NEC、SONY、SQUARE ENIX、CCI、サイバーエージェント、セガ、東芝、日立システムズ、ヤフーなど業界で活躍してきた専門家集団で構成するサービスへと拡大し【貴重なアプリをより多くのユーザーへ届ける】ことを使命としており、大手企業・有名アプリなどの実績多数。 AppStore/Google Play内検索順位表示サービス「AppSEO」の詳細はこちら





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