Published on 2月 3rd, 2014 | by 研究員No.7110
「SmartNews(スマートニュース)」が300万ダウンロードを達成~直前4か月間で100万ダウンロードと、成長を加速~
本日、スマートフォン・タブレット向けニュース閲覧アプリ「SmartNews(スマートニュース)」を
展開しているスマートニュース株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:浜本 階生)にて
記者発表会が行われ、「SmartNews(スマートニュース)」が300万ダウンロードを達成したことが発表された。
スマートニュース株式会社の取締役である鈴木健氏より、これまでのアプリの成長について
説明があり、アプリをリリースした2012年12月から5ヶ月で100万ダウンロードを突破。
その5ヶ月後の2013年10月に200万ダウンロードを突破し、そして今回の300万ダウン
ロード突破は4ヶ月での達成となり、成長が加速していることが発表された。
また合わせて発表された数字では、
・アクティブユーザー率:75%
・デイリーアクティブユーザー率:38%
・Flip数(月間のユーザーによるアプリ内アクション数):11億
と、非常にユーザーから支持されている状況であることも発表された。
また、同社執行役員の藤村厚夫氏からは、主にメディアパートナーとの提携などに関することが
発表された。
2013年4月から提供が開始されたパートナースキームだが、現時点での提携数は
55社、102媒体にも及び、前述の通りのアクティブユーザーを誇る同アプリにより、
2014年1月末現在で100万PVを超える媒体が66媒体にも上るということ。
メディアパートナーとしての提携によりユーザーに提供される専用コンテンツチャンネル
「チャンネルプラス」の延べ購読者数は400万を突破しており(現時点ではおそらく460万近くに
なっているということ)、パートナーとなるメディアに対する多くのメリットを提供している。
ユーザー1人あたりのチャンネルプラス購読数は3〜4程であると考えられるということで、
藤村氏曰く、
「ユーザーの中にはまだチャンネルプラスを知らない方も多いと思われ、伸び代はまだあると
考えている」
ということ。
同社代表取締役の浜本階生氏からは、このようなユーザーからの高い支持を受ける背景でもある、
スマートニュースの技術的な特徴について説明があった。
スマートニュースは、Twitterで多く発信されているURLをクロールして、独自のアルゴリズムにより
まとめて配信しているが、そのアルゴリズムの改善・更新は随時行われている。
写真や記事を表示最適化し、ユーザーが読みやすく表示させるための工夫もされており、形態素解析に
より改行の位置にまで気を配った表示がされている。
そういった様々な工夫がユーザーからの評価に繋がり、
iOS版での平均評価は4.61、Android版でも平均4.50という
高い評価を獲得している。
そして2013年にはiOS、Androidそれぞれのマーケットにおけるベストアプリにも選出されている。
※スマートニュースからのプレスリリース
⇒「App Store Best of 2013 今年のベスト」選出
⇒「Google Play Best of 2013」を受賞
ますます勢いが加速するスマートニュースから、本日もう一つのニュースとして、いよいよ開幕が
迫るソチオリンピックに合わせて、読売新聞社提供「ソチ五輪」関連情報チャンネル、
「読売ソチ五輪ニュース」を開設したことが発表された。
読売ソチ五輪ニュースは、ロシア・ソチで開催される第22回オリンピック冬季競技大会関連のニュースを
豊富に掲載する期間限定の特設チャンネルで、情報提供期間は、2014年2月3日より同2月28日まで。
期間中は、試合結果だけではなく、盛り上がりを見せるソチ・オリンピックの幅広い情報を提供するという。
発表の後の質疑応答では、今後のスマートニュースに対する多くの質問が寄せられたが、特に
今後のマネタイズに関する質問が多く寄せられていた。
メディアパートナー向けのマネタイズの方法として、Smartモードでの広告掲載ということを
考えていると発表されたが、具体的な方法については様々なものを
現在検討しているということ。
またスマートニュース社としてのマネタイズについての質問には、
「今のところ急いではおらず、まずはユーザーの体験をより良くしていくことと、メディアパートナー
へのメリット提供を優先している」
という回答だった。
「スマートニュースとしての次の一手は?」
との質問にも、
「まずはユーザーの体験を良くすることと、メディアパートナーへの還元を第一に、日々の改善を
進めていきたい」
と話しており、そのためのアルゴリズムの改善、チャンネルプラス拡大に伴って発生してくるであろう
課題に対する改善などを続けていくという。
ニュースアプリとしては珍しく、広告や検索からの流入だけではなく、口コミからのユーザー増が
相当数あるというスマートニュース。
あくまでユーザー体験を最優先し、そのためにもニュースを提供するメディアとの関係性を良いものに
していくことを実直に続けていくという姿勢に、このアプリが多くの支持を受ける秘訣があると感じた。
既に課題として認識されているが、チャンネルプラスのチャンネル数が増えることにより、なかなか
見たい記事に辿り着きにくくなる、といったことが、今後の成長に伴い予想されるが、
日々の改善を続けているスマートニュースであればより良い体験として解決していくのではないだろうか。
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■ 関連URL
SmartNews公式サイト https://www.smartnews.be/
スマートニュース株式会社 http://www.smartnews.co.jp/