My本棚＆Myブックレビュー
アラフォーど真ん中の私が小・中学生だったころに友達の家に行って
楽しみだったのがその家の本棚とCDラックを見ること。
友達とファミコンやPCエンジンをやりつつ、コントローラーを握らないときは
本を読んでいました。
中学生の頃、男友達の家で本棚に『明星』が置いてあり、
話していくうちに友達が『男闘呼組』のファンで、
なぜだかその家のコンポで男闘呼組のCDを聞くという
今となっては謎めいたことをした覚えがあります。
（アラサーの人で分からない単語がある場合はググってください）
それが、本がiPadのアプリやKindleで電子書籍となり
CDがiTunesのプレイリストとなり、
本棚やCDラックから知らない情報を得るということはなくなりました。
また、趣味の異なる人から本を紹介してもらう機会が少なくなりました。
なんか、本を楽しみたい。共有したい。
『ソーシャルリーディング』的な動きはネットだけでなく、
リアルな場としても読書会などで広がっています。
アプリではこのサイトで『ビブリア』を紹介しました。
今回紹介するアプリは『Stand』（現時点ではios版のみ）
このアプリを手掛けたのがWebサービスエンジニアの井上隆行さんと
ブック・コーディネイターの内沼晋太郎さん。
内沼さんは本屋界隈では知らない人はいないぐらいの有名な方。
内沼さんがプロデュースした横浜のコワーキングスペース（シェアスペース）
『BUKATSUDO』のオープニングに参加しましたがなんだかワクワクする空間でした。
その内沼さんと井上さんが手掛けたアプリが『Stand』になります。
アプリをダウンロードしていくと、おすすめのユーザーを選ぶことができます。
内沼さんやゲームクリエーターで『ぷよぷよ』を制作した米光一成さんなど
フォローするユーザーを選ぶことができます。
そして、画面全体はすごくシンプル。
上部のタグには『おすすめ』『フォロー』『本棚』とあり
『おすすめ』では本の表紙とその本についてのユーザーのコメントが流れてきます。
『フォロー』ではさきほどフォローしたユーザーがいいねしたりコメントした本が表示されます。
『本棚』では、自分の選んだ本とコメントが表示されます。
自分が一冊の本にコメントしたとき、他の人もコメントしていると
そのコメントがつながって広がっていきます。
自分で本を選ぶときは本のタイトルから捜すこともできますが
バーコードを写真で撮るとそこから本を読み取ってくれます。
ためしに、社内の本棚にあった本のバーコードを撮影
それで該当する本が見つかりました。
え～と。なかなか人がついてこない私には痛い本かも。。。 読もう・・・
読者記録や電子書籍と本棚サービスを連動されたものなど本に関するアプリはありますが
このアプリの特徴は『本の紹介と発見』というすごくシンプルな機能に特化したこと。
別に本を読んだからコメントを書かなければいけないわけでもなく
読んでいないから、チェックしても楽しくない。。。 ということもない。
ただ、どんな本を買って、読んでいるかを見ているだけで楽しめるアプリ。
そんな気軽な読書感が楽しめそうです。
せっかく本を読んだから、ちょっとだけでもコメントしてみたい。
そして、ちょっと見ていたら、知らなかった新しい本と出会える。
そのちょっと感で読書をより一層楽しめる。
『Stand』の気軽なちょっと感で新しく・豊かな読書体験をしていきたいです。
