Published on 7月 19th, 2013 | by スマホ研究員11号
スタートアップ企業訪問 Vol.23 『株式会社システムズナカシマ』 システム本部 パッケージ開発課 松浦さん
今回は、紹介繋がりを脱線しまして
『株式会社システムズナカシマ』の松浦さんです。
To Bに絞ったアプリとwebサービスで、ビジネス分野で活躍する
企業のご紹介です。
①Webサービス及びアプリ『NICE営業物語』について
松浦さん:
弊社は、船舶のスクリュープロペラの製造を行なっている「ナカシマプロペラ」の子会社で
もともと、コンピュータ部門であった部署が独立、子会社になった企業です。
船舶のプロペラの設計で培った技術を集結した汎用CADの開発からスタートし、
現在では建築設備業に特化したビジネス展開で伸びてきました。
全国の設備業14万社の半分を占める、7万社が在籍する設備工事組合の
企業様を対象に、『ITの活用で作業効率のアップ』を合言葉に
CADを中心としたサービスを展開しています。
15年前、親会社のトップから「営業情報」を管理できるようにしたいという
リクエストがあり、社内向けとして開発に着手しました。
当時はネットワーク環境も劣悪でなかなか浸透しませんでしたが、
ここ数年の環境の進化とモバイルの急速な普及により、
活用頻度が急速に上がり、社外ユーザも増えてきました。
「NICE営業物語」は、その名の通り“営業マン”が使い、“営業活動”の可視化を
実現したシステムです。
セールスフォースが日本に上陸し、SFAという言葉が
定着するとともに、「NICE営業物語」も注目され、
日本の営業スタイルに受け入れられやすいシステムとして、受注が増えてきました。
日々、お客様に追われる営業マンは、とにかく忙しく日報を書く暇もありません。
我々は、営業マンの身になって徹底的に考え、
「誰でも簡単に日報の入力が行え、できるだけ手間がかからない」システムを目指しました。
まさに、営業マンのコトを考え抜いたシステムが
「NICE営業物語」です。
営業マンが日報を記入すれば、連動した管理システムが
商談状況や確度別の売上予測などを可視化させます。
モバイル時代の到来により、営業マンは外部から日報入力ができるようになり、
導入先からは、省力化が図れたおかげで営業マンの動きが良くなったと評判です。
このNICE営業物語の知名度のアップと日報ソフトの認知を目的に、
スマホ対応の無料アプリとしてNICE営業物語Smartをリリースしたのは、
3年前ですが、今年4月下旬に新バージョンとしてNICE営業物語Smart2をリリースし、
カレンダーとの連携を高めるなど、更に操作性を進化させました。
また、待望のAndroid版アプリを9月6日にリリースします。
『NICE営業物語Smart2』は、無料になっていますので簡単にお試し頂けます
これまでに無料アプリのユーザから問い合わせをいただき、有料版のNICE営業物語を導入された事例が数多くあります。
無料アプリにもかかわらず、企業様の抱える課題にフィットするように、商談目的・結果の内容は
カスタマイズ出来るなど、細部にも拘った点が気に入って
頂いていると感じています。
今後は、システム自体を更に使い易くする事はもちろん
多くの企業様に使って頂けるように、認知拡大を図って行きたいです。
「営業」という課題は、企業規模に関係なく誰もが抱えていますし、
そのソリューションの一翼を担うように頑張ります。
中国のパートナーからリクエストがあり、無料アプリも含めて中国で展開する準備を進めています。
営業に関する悩みは海外も同じなんですね。
②Top画面拝見
松浦さん:
お気に入りアプリは「Pocket」です。
通勤時などの空き時間を利用し情報収集
を行った際にPocketに保存しています。
iPad、MacにもPocketアプリをインストールして
必要な時にどの端末からでも閲覧できるようにし
ています。
【取材後記】
「営業を強化したい」、「営業の動きが見えない」など
「営業マン」に関わる悩みを抱える企業は数多い。
売上を上げるには、営業力の強化が重要と分かっていても
課題や問題が顕在化できないのは、可視化ができていないからです。
「NICE営業物語」は、営業マンの負担を最小限に抑えながらも
営業管理者が、現状分析に使える数値、行動などを
可視化できるお薦めのアプリ&サービスです。