Published on 9月 12th, 2013 | by 杉山 拓也(すぎやま たくや)
要対応:docomoユーザーがAppStoreに流れ込んでくる!
docomoユーザーを取り漏らさないためのASO対策 |
いよいよ発表がありました。
出る出る、と言われていたdocomoからのiPhoneもついに発売となりました。
“一人負け”とはいえ日本ユーザーの約半数を持つdocomo |
2014年3月期の四半期決算発表*によれば、docomoのシェアは44.8%。
(*http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ir/finance/quarter/fy2013/index.html#p01-n02)
一人負けdocomoのシェアが半分を割ったとはいえ、携帯電話契約数としては約6千万契約、日本人口の半数を持っています。
docomoのガラケー、Androidスマホからどの程度iPhoneに流れるか?は予測出来ませんが、3割程度がiPhoneに買い替えたとしても2千万人です。
iPhone5s、iPhone5c発売時にとっておきたいASO対策 |
ASOコンサル現場での依頼では、早速以下の2パターンが来ています。
1.アルファベット・かな・カナ・読み違い キーワードの整備
2.ビッグワードへの対応
それぞれ、どういう仮説で依頼が来ているのでしょうか?
docomoのiPhone乗り換えユーザーは以下のような人物像を予想されているようです。
A. ミドル〜レイトマジョリティーである
・・・間違ってもiPhone発売時に即MNPで他社に乗り換えたり、発売当日にAppleStoreに並んだりしない。(今までしなかった)
周囲に相当iPhoneユーザーが増えてきても、キャリアを乗り換えなかった保守層。
斬新さよりも、ベーシックな方に安心感を得る。
B. 鉄板を選ぶタイプ
・・・「天気」アプリも、デザインが素晴らしいアプリよりも、カテゴリランキング上位や、「天気」で検索して最上位に来たアプリを1つだけ選んで乗り換えない。
いくつものアプリをインストールしてみて、レビューを述べたりするタイプではない。
C. 接触メディアの違い
・・・テレビ、雑誌などのリアルメディアを参考にする率が高い。
目や耳から入った情報から、アプリを探す可能性が高い。
その他としては、「着信音」などガラケー的な機能を求める、などの仮説もちらほら。
タイトルバリエーションの整備について |
アルファベット・かな・カナ・読み違いについては、Keywordsの整備はもちろん、可能な範囲でタイトルでも対応していたりします。
もちろん、目的はテレビや雑誌、あるいは口コミなどのときに「ちょっとまってて、今探してみる」といって検索する可能性が高いからです。
このとき、かなで入力するのか、カナで探すのか、漢字で探すのかは、分かりません。
例)れーすとRUN(れーすとらん)〜ランニングRaceとRunで使えるGPS連動型レストラン検索アプリ、レーストラン〜
ちょっとくどいですが・・・(実在しないアプリの例です)
「れーすとRUN」というAppNameに対して「れーすとらん」「RaceとRun」「レーストラン」「レストラン」
など、いくつかタイトル内だけで対応してしまっています。
100バイト以内の制限のあるKeywordsは、これまで通りのASO対策にしておいて、タイトル側で対処してしまうという手もあります。
ビッグワードの整備について |
docomoからの乗り換えユーザー像を考えると、上記の鉄板アプリを選ぶなどからも、傾向ビッグワードで上位に持っていけば行くほど、より有利になると考えられます。
・あまり検索スキルが高くないので、ビッグワード単発で検索する可能性が高い
・複数インストールして吟味するタイプではない
・斬新なUIやグラフィックよりも、親しみやすいアイコン・タイトルを好む
ビッグワードの場合、自分のジャンルで絶対に入れえおくべきキーワードを、KeywordsやAppNameに入れておくのは当然ですが、iPhone発売の期間に合わせてレビューサイト掲載や広告出稿を行って、検索順位にブーストをかけておくのも重要です。
AppStoreでは直近DL数を見て検索順位が上がります。
広告を出稿することで、直近DLを増やして、検索順位を上げておくことは有効です。
9月20日まで1週間程度です。
すぐに動き出しましょう。